【椎名林檎さんインタビュー後半】満ちあふれるエネルギーの根源は“学び欲”
執筆者:吾妻枝里子
“椎名林檎”という禁断の果実
無限に広がる興味は、タイやインド、アルゼンチンといった海外はもちろん、このところ北陸の文化にも及んでいる。
「カニ解禁とともに訪れる福井は最高です。蔵で寝かせた昆布を購入したのですが、コクの出方が違います。実用に耐え得るギリギリの美しいデザインが堪らないのはタケフのナイフや、金沢の竹俣勇壱のカトラリー。新潟からは八海山の大吟醸酒粕がそろそろ届く頃かと。北陸に縁があると経歴詐称したいくらい」
大胆に肌をのぞかせたフリルトップス

オートクチュールピースにインスパイアされたフリルトップスは、ペールピンクのやわらかな素材。フェミニンなデザインとコントラストを見せるベアバックが、上品な艶やかさを醸し出す。スカートのウエスト部分に施されたテーピングがパンキッシュなエッセンスに。
トップス67万2100 円、スカート44万1100円、イヤリング31万2400円(すべてメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス) ピアスは本人私物
北陸への思いを満たすなか、先日ささやかな 〝禁じ手〞 をおかしてしまったという。
「福井の黒龍・石田屋という最高のお酒をこともあろうか、お猪口に飲み残したまま寝てしまって。あくる朝どうしよう、もったいない……明るい時間にお酒をあおる罪悪感と料理酒への展開で逡巡して。結局すみません、鶏もも肉を漬けてしまいました。大変美味でした」
尽きぬ話題を伺うほどに、多面的な魅力に引き込まれる。〝椎名林檎〞という果実には酸いも甘いも享受せんとする、生きるパッションがほとばしっていた。
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