• Culture

GLOWの
記事をシェア

【菅野美穂インタビュー】年齢を重ねた今だからこそ、自らの意思で”動き始めたい”

執筆者:

「学ぶ側から、手渡す側へ」変わりゆく自分と
向き合って出演した『90メートル」』

©2026映画『90メートル』製作委員会

 現在公開中の、中川駿監督映画『90メートル』で、山時聡真さんとともに主演を務める。難病を抱える母親と高校生の息子の愛と葛藤を描いた作品。菅野さんという存在が語り出すすべてに、心を大きく揺さぶられる。
「母としての共感はありながらも、どんなに役作りをしても届かない深遠さがあると思うし、責任を持って向き合うというのが、逆に無責任になる気もして。テーマは簡単に答えが出るような問題ではないけれど、世界にはこういうことがあるよ、とそっと提示してくれる優しい作品になったと感じています」
「自分より若い監督や俳優の方々と一緒に作品を創ることが増えて、とても新鮮な気持ちなんです」と菅野さんは言う。
「今まで、年上の監督や俳優の先輩方に教えていただくことばかりだったのですが、いざ、自分がその年齢になると、私から差し上げるものがないといけないんじゃないかと、強く思い始めて。とはいえ、素敵な差し入れをするくらいしか思い当たらないんだけど(笑)。日々、思いを巡らせています」
 女性として、俳優として。つねに心を動かしているからこそのまっすぐな眼差し。菅野さんが放つフレッシュな輝きから目が離せない。


『90メートル』全国公開中
配給:クロックワークス
中川駿監督が自身と自身の母の介護経験を投影し制作した半自伝的映画。難病の母親の看病を続ける高校3年生の息子と我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの姿を描いたストーリーは、重いテーマながら温もりのある余韻をくれる。

この記事を書いた人

「45才、輝きはいつだって自分の内側にある」をテーマに、40代のヒントになる情報をお届けします! 雑誌は毎月28日発売!

記事一覧へ戻る

GLOWの記事をシェア!