【40代の結婚事情】シングルマザー、離婚寸前、母親大好きな夫……人の数だけ結婚生活がある!【読者チーム・かがやき隊のリアルトーク】
執筆者:GLOW編集部
読者チーム・かがやき隊がカフェでおしゃべりするように井戸端会議を繰り広げる、そんな連載がスタート。今回のお題は「結婚」。40代にもなると「結婚最高!」とはなかなか言えないもの。そこでメンバー代表に本音で語ってもらいました。
【今回のメンバーはこちらの3人!】
【左】三遊亭あら馬さん(45):落語家。既婚・子ふたり主婦→大病患う→落語家と波乱万丈な人生を謳歌中
【中】杉田美紀さん(40):主婦。既婚・子ふたりバリキャリから専業主婦へ。そして駐在妻を経験
【右】樫村彩香さん(44):助産師。未婚・子ひとり離婚経験者。助産師、看護師の長いキャリアを持つ
「子どもには、親の都合で離婚してごめん、と思っている」(樫村さん)
あら馬 わたしは、夫としばらく口をきいていないし、LINEもブロック。正直、離婚を検討中。
杉田 LINEブロックはすごいね。
あら馬 夫は銀行員で、結婚後も単身赴任で10年くらい別々に暮らしていて、同居を開始したのは約5年前。一緒にいるとイライラが止まらなくてずっと倦怠期みたいな感じ。
樫村 わたしが離婚したのは11年前で、子どもが3歳の時。当初は「親の都合でごめん」と息子に対して申し訳なく思ってた。
あら馬 何が原因だったの?
樫村 夫は、親になっても自分がいちばんで、わたしとの価値観の違いを受け入れるのが難しかったのかも。彼はその後再婚し、今は本当に疎遠。でもね、何年も会っていなくても息子にとってパパは格好いい憧れの人。パパに対して悪いイメージを持ってほしくなかったから、それはよかったなと思ってる。
「マザコン男性は苦労が絶えないのでいいコトなし!」(あら馬さん)
杉田 わたしは今のところ、離婚は考えていないけれど、夫の仕事の都合で引っ越しが多いから、わたしは仕事を続けたくても続けられない。元々専業主婦に憧れはなくて。
あら馬 わたしも専業主婦時代は辛かったな。今の方が幸せ。
樫村 わたしも、シングルでここまで不自由なくこられたのは、手に職があったからだと思っている。
杉田 アメリカ駐在だった時期は、夫が忙しすぎて5歳と2歳の完全なワンオペ育児。ある時、誤って車に子どもを閉じ込めてしまい、夫に電話したら「俺にどうしろって言うの?」と切られ、途方に暮れたことも。
あら馬 それ、わたしなら離婚!
杉田 (笑)。あと義母がパワフル。子どもが1、2歳の時かな。「(自分が)産んでない孫より、産んだ息子の方が可愛くて大事」と言われたことがあって。もうびっくり! それをわたしに言う?(笑)
樫村 元義母も、孫のことは大切にしてくれていたけど、息子への思いの強さは感じたな。
杉田 駐在前に夫に「日本で最後に食べたいものは?」って聞いたら、「母さんの手料理」って。
あら馬 うわ〜、出た〜! わたしの知る限り、マザコン男性は苦労が絶えない。母親の溺愛のせい。
「ローマの現存する協会で挙式。出入りする観光客に祝福され、式中ではイタリア語でカンツォーネを歌い、最高に浮かれ気分でした」(あら馬さん)
「代官山のASOで式を挙げて、こちらは近くの二次会場。主人が同じ中高の先輩なので共通の知り合いも多く、幸せな1日でした」(杉田さん)
「2019年3月に代々木公園にて。大きくなればなるほど2人の記念写真なんて難しいと思い、小学生最後の春に撮りました」(樫村さん)
「結婚のいいところは子ども、いまは子どもの成長が最優先」(杉田さん)
杉田 でも今はテレワークで夫が家にいて、子どもと遊んでいる光景を見ると、じんわりと幸せを感じたりもする。結婚していちばんよかったのは、子どもに恵まれたことかも。
あら馬 わたしも心の支えは完全に娘たち。間違いない。あと、夫のことが生理的に受け付けなくなって4年くらいセックスレス。1回、朝ムラムラして自分から誘ってみたけど「やっぱ無理〜」だった。
杉田 わかる! チューすらナシ!
樫村 わたしは出会いを求めるエネルギーすら枯渇中(笑)。
杉田 でも、今の生活は自分が選んだことだから、過度に夫に期待するのではなく、できる範囲で楽しんでいければいいやって最近は思ってる。今の最優先事項は子どもの成長だな。
あら馬 あのさ、結婚のいい面を考えていたんだけど、結婚すると誰からも「結婚しないの?」って言われなくなるよね。その点、樫村さんは風当たり強かったりする?
樫村 今はシングルの人が多くなってきたからさほど気にならない。ただニュースとかで、子どもに関する事件で「やっぱりひとり親だから」的なことを聞くと嫌だなって思う。
杉田 ヒドイ! でもわたしも「専業主婦はヒマそう」って言われる。
あら馬 女って大変! 結婚してもしなくても、産んでも産まなくても、ず〜っと言われ続けるんだから!
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撮影=葛川栄蔵 取材=土谷沙織 ※雑誌GLOW2023年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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