内山理名さん「ヨガ歴17年の知恵や哲学を衣・食・住に活かします」
執筆者:土谷沙織
長く続けているヨガの考え方が暮らしのベースとなり、心身の健康を支えているという内山理名さん。
素敵な笑顔でいられるヒントをお伺いします。
何が心地よくて幸せか
自分自身を知ることが大切
ヨガとは、サンスクリット語で『つなぐ』という意味。心と体、人と人、内と外などをつなぐことで本質的な健康や幸福を目指すもの、と語る内山理名さん。そんな彼女の1日は太陽礼拝から始まる。
「ヨガのポーズをとりながら『感じる』ことに意識を向けて、気持ちよく呼吸ができているかなど、朝の自分と向き合います。こうしなきゃ!と頭で考えるのではなくて、今日の自分はこうなんだと受け入れるようにしています。ヨガのポーズだけではなく、食事、自然との触れ合い、着心地の良い服を着ることなど、すべてにおいて『感じる(自分を知る)』ことを大切にしています」。
例えば、『小麦色の肌が好き』というのも、内山さんの本質を物語っている。
「職業柄、過度の日焼けはNGなのですが、太陽からエネルギーをもらって笑顔でいる人ってヘルシーだな、といつも憧れています。自然体の姿に惹かれるんです」
自分と向き合うメディテーションを習慣にしているため、多少のことでは落ち込まない。たまにストレスを発散したい時は、自分自身が喜ぶことを選択する。気の置けない友達と過ごす時間もそのひとつだ。
「友人を自宅に招いて「今日はどんな気分?」とリクエストを聞きます。香り、衣装、音楽、インテリアまでコーディネートを考えていると、いつの間にか気分も晴れています。昔からおもてなしを考えることが好きで、準備時間から幸せです。美味しいものを囲みながら楽しさをシェアすることで、周囲の人も元気にできたら素敵だなと思っています」
締め付け感のないウエアで
ヨガも日常も快適に
ほぼ毎日愛用しているという、シンプルで機能的なウエアやインナー。「やわらかな素材、肌当たりがやさしい縫製など、着心地のよさを重視。ゴムの締めも少ないのでヨガの呼吸もしやすく、いつも心地よく過ごせます。夏場でも冷えないようにしたいので、お腹を温めてくれる温熱効果などの機能性の高さは魅力」(内山さん)。
カップ付きブラトップ、カップ付きキャミソール、昼用吸水型サニタリーショーツ、夜用吸水型サニタリーショーツ各6930円、ハイウエスト10分丈レギンス8910円(すべてアンクレイヴ+トトン/オンワード樫山)
部屋ごとに香りを変えて
気持ちを切り替えます
「パロサントは、ヨガの前に空間を浄化する時にもおすすめ。わが家には欠かせないアイテムです。香りは部屋ごと、朝と夜で香りを変えて楽しんでいます」。ポットに入った6種のハーブポプリに、パロサントの果実から抽出したオイルを染み込ませて使う。パロサント スマッジングポプリ(フォートメント/本人私物)
PROFILE 内山理名(うちやまりな)。1981年11月7日、神奈川県出身。女優として幅広く活躍。23歳の頃ヨガと出会い、近年はヨガインストラクターとしても活動中。オフィシャルサイト(http://rinauchiyama.com)を開設。
オレンジ色のワンピース:ワンピース12万1000円(フォルテ フォルテ/コロネット) ピアス8万8000円、リング5万600円(ともにマリハ) 撮影=野呂知功〈Trival〉 スタイリング=野田 晶 ヘア&メイク=北一騎〈Permanent〉 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2022年6月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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