40代にも「サ活」は有効!
自律神経が整う3ステップ
執筆者:GLOW編集部
サウナで「ととのう」現象は、自律神経とも密接な関係にあった! そんな医学的根拠を探るべく、自律神経の名医であり、週5で通うサウナーでもある小林弘幸先生にお聞きしました。※GLOW世代特有の体の変化期である更年期を『ヴィーナス期」と名付けています。
順天堂大学医学部教授
小林弘幸先生
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ』(学研プラス)、『腸活にいいこと超大全』(宝島社)など著書多数。
サウナは血管の筋トレ。
血流アップでさびついた自律神経が動き出す!
私たちの生命活動を24時間、365日支えている自律神経。ヴィーナス期に起こる体の様ざまな不調も、自律神経のバランスが深く関係しています。
「男性は30代、女性は40代から自律神経のバランスが崩れやすくなります。さらに今はコロナ禍でストレスが増大し、自律神経で見ると交感神経が優位に傾きがち。座りっぱなしの在宅勤務で体を動かさなくなり、血液が滞ってうっ血している人が多く見られます。健康=血流がよいことなので、その血流をコントロールしている自律神経を整えることが大切に。高温のサウナで体を温め、すぐに水風呂や水シャワー、外気浴で体を冷やす……この急激な温度差によって、自律神経に適度な刺激を与えることができます。この時、血管は一度ギュッと収縮してからすぐに拡張されるため、滞っていた血流がスーッと流れ出します。この瞬間に人は心地よさを感じ、‟ととのった“という状態になるわけです。まさにサウナは‟血管の筋トレ”ともいえますね」(小林先生)
「サ活」の3ステップで自律神経が整う!
step 01.
サウナで交感神経がアップ(=血管が収縮)
step 02.
水風呂で交感神経がアップ(=血管が収縮)
step 03.
休憩で副交感神経がアップ(=血管が拡張)
\小林先生の/
サウナアドバイス
- 『サウナ中はゆっくり大きな呼吸を意識。』 自律神経が整う+呼吸筋の筋トレにも!
- 『水分補給はしっかりしよう。』 消化管を動かし、副交感神経アップをサポート
- 『熱い・冷たいを我慢しすぎるのはストレスに。』 自分が「気持ちいい」と感じる入り方で
イラスト=平松昭子 取材・文=青木麻理
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