【森田敦子さんに聞く、更年期を軽くする方法】お風呂上りに顔より先に保湿するべきはデリケートゾーン、女性ホルモンをサポートする成分を摂る
執筆者:GLOW編集部
植物療法の第一人者である森田敦子さんに、更年期を軽くする8つの方法をお伺いしました。Tips1、2ははまず行いたいデリケートゾーンのケア、女性ホルモンの2つ。
☑デリケートゾーンに潤いを!
今すぐ始めてほしいのはデリケートゾーンをケアすること。 ヴィーナス期にはデリケートゾーンの乾きも進みます。膣まわりも膣の中も乾くのでセックス時に粘液が出ずらくなり痛いということがよくあります。 人には言いにくいことですが実際に悩んでいる人、あるいは自分でも気づいていない人は多いと思います。 セックスをしなくても、下着が張りつく感じがすることはありませんか? まずはデリケートゾーン専用の弱酸性のソープで恥垢を取り除く。 白いカスのようなものが恥垢です。 お風呂から出たら顔よりも先に膣まわりを保湿する。 そしてオイルを膣まわりと膣の入り口に塗りながら軽くマッサージ。
これに加えて介護の現場でおむつのケアをする大変さを知っている私としては、 IゾーンとOゾーンの脱毛をして清潔を保ったほうがいいと思っています。
土壌や地質にもこだわったバイオ植物療法で誕生!
左:乾燥ケアに最適のオイル。 インティメイトオイル 30mL 8800円、中:保湿ジェル。デリケートゾーンのくすみや色むらも予防。ルブリカント100g 3850円 、右:弱酸性のデリケートゾーン用洗浄料。たまりやすい脂性汚れをしっかり落とす。Waphyto インティメイトウォッシュ 120mL 2970円 (すべてWaphyto)
バイオダイナミック農法のローズエッセンスのソープとセラム
左:ローズプラセンタを含む泡でケアできる、デリケートゾーン専用の弱酸性ソープ。 The LADY. デリケートローズプラセンタ ウォッシュ 150g 2750円、右:デリケートゾーン専用美容液で潤いとハリを。ミストタイプ。The LADY. デリケートローズプラセンタ セラム 30g 4378円 (ともにTheLADY.)
【女性ホルモンをサポートする成分を摂る】
更年期は女性ホルモンが減りつつあるのですから、女性ホルモンのような働きをする成分を摂るのは理にかなっています。 大塚製薬さんのサプリメントはイタリアのチーズの中に存在する乳酸菌で発酵している女性のためのもの。 漢方薬の当帰や芍薬にも女性ホルモン様作用があります。 私が監修したタンチュメールには、女性ホルモンに近い成分が含まれる高麗人参が入っています。 食べものでは大豆やざくろ、 キャベツ、ブロッコリー、アルファルファに含まれる成分にも女性ホルモン様の作用があると言われています。
婦人科で女性ホルモンを補充したり、漢方薬を処方していただくのもいいでしょう。 不調が軽いうちに相談しやすい婦人科のかかりつけ医を見つけておくことも大切だと思います。
大豆を乳酸菌で発酵させたエクオールを含有する女性のためのサプリメント。 エクエル112粒(1日目安4粒。28日分) 4320円 (大塚製薬)
水に垂らして飲むハーブ浸出液。 国内産のローズウォーターをベースに高麗人参エキス、クコの実エキス、 クマザサエキスなどを調合。 HERBOR
ISTERIE タンチュメール for woman 30g 3024円 (コスメキッチン)
Tips3~8も追って公開します!
【教えてくれたのは】
植物療法士 森田敦子さん
フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学んだ、日本での植物療法の第一人者。帰国後は植物療法に基づく商品とサービスを提供する会社を設立。フィトテラピースクールも運営している。植物療法を用いた介護現場でのケアや、デリケートゾーンのケアの大切さを提唱し、商品開発や新たな研究も行っている。
※GLOW2021年5月号より。
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