YOUさん「大人になったら自分自身に注目し、心や体の管理、迷惑をかけないための後始末など気を付けて」【これから先のわたしへ】

これから先のわたしへ

「Aging Gracefully」は、40代、50代女性のこれからを応援する、朝日新聞社とGLOWの共同プロジェクト。インタビュー『これから先のわたしへ』では、Aging Gracefullyをテーマに、 憧れの女性像や、一緒に歩んでいきたい相棒アイテム、自分らしくいられるモノやコトなど、わたしの“これから”をお伺いしています。

自分にフォーカスすることは
周りの人への配慮にもなる

GLOW世代にとって、自分自身に注目することはとても意味があることなんじゃないか、と思います。若い頃のように自分を着飾る・磨くための注目じゃなくて、人に迷惑をかけないように自分で自分の後始末をするという意味での注目です。よく観察し、体や心が発しているサインを見逃さず、睡眠が足りていなければ寝て、栄養が足りていなければサプリで補う。そうすることで周囲のために備えておけば、きっと老害にはならないんじゃないかな。

「ずっと昔から服が好きで、可愛いものを見つけてそれを纏えることが楽しい。仕事も全部私服でやっているので、いろいろ見ていますけれど、買い物の楽しみっていうのは一通りやったから、昔に比べたら落ち着いている気がします。でも、いまだにすごい買っている方だろうな（笑）」。写真は、最近購入したセリーヌのバッグ。ちょうどいい大きさで持ちやすいところがお気に入りだそう。

60歳までに備えておきたい3つのこと

格好いい先輩たちを見ていると、本当に人として慕われる人になるには、センスとか細かいところでの見極めが肝心な気がします。たとえば、人と接するのにきれいにしておくのはいいけれど、いつまでも女を出していて違和感を覚えたら、それはもう大人の振る舞いとして微妙なライン。常に周囲とのバランス、自分の役割を考えながら動けて、さらに後輩に花を持たせられるような人になれたらいいな、と思います。理想論だとしても、日頃から思っていないとふとした時に迷惑なおばさんになりかねないから（笑）
そういう意味で、わたしの場合60歳までに備えておきたいのは、動ける筋肉・ある程度のお金・周囲への配慮の3つです。お金は心の余裕になるし、人のためにも使えますから。やっぱり自分の意識を大人にしてくれるのは、年齢ではなく、周りの大切な人々の存在だな、と思います。

（左）コロナ禍をきっかけに家でひとりでも楽しめることが増えたそう。「40代から現在まで週１ペースでジム通いをしていますが、筋肉を維持したくてホームランナーを購入しました。たまに走っています」
（右）「ひとりの時は、K-POPやドラマ、映画などの韓国カルチャーにどハマり中。小学生の頃にブリティッシュロックに夢中になって以来の推し活で心が潤っています」。写真は、いつも飾っている玄関のお花。