【メンタルヘルス】更年期のイライラや落ち込みは薬膳レシピとハーブティーでケア!
執筆者:GLOW編集部
40代はメンタルケアも大事! 薬膳アテンダントの池田陽子さんにイライラや落ち込みをおさえる薬膳レシピを、ネロリハーブ主宰のAYUMIさんに睡眠の質を高めて体や脳の疲労をリセットするハーブについてを、それぞれ教えてもらいました!
【薬膳レシピで精神を安定させる】
「心」が弱ると気持ちが下がり、
「気滞」では怒りっぽくなる
薬膳の考え方のベースとなる中医学において、精神活動をつかさどる臓器「心」の働きが弱ることによって、落ち込み、うつ、不安感といった症状があらわれやすくなります。また、イライラがひどい、怒りっぽいなどは気の流れが滞っている「気滞」の状態と考えます。気の巡りは西洋医学でいう自律神経に重なり、そのコントロールがうまくいかないと、精神が不安定になってイライラしたり怒りっぽくなります。
☑イライラに効く食材
気の巡りをよくする食材と覚えて。セロリ、三つ葉、春菊、青じそ、パセリ、パクチーやハーブ類は、香り成分が気の流れをよくしてイライラを解消。かんきつ類はリラックス作用があります。他に大根やそばもおすすめ。
☑レシピ:三つ葉とかいわれ大根の香りそば
材料(2人分)
ゆでそば・・・・・2人分
三つ葉・・・・・・1/4把
かいわれ大根・・・1/2パック
めんつゆ・・・・・適量
[作り方]
ゆでそばを器に盛り、ザク切りにした三つ葉とかいわれ大根をのせ、めんつゆをかける。香り野菜は香りが飛ばないように生で使うのがポイント。薬味としてジャンジャン使いましょう。お手軽なかいわれ大根を大根おろしにしてもOK!
☑落ち込み・うつに効く食材
「心」を強化する牡蠣、れんこん、ハツ(鶏、豚)、卵、ココナッツ(オイル・ミルク)、ぶどう・レーズン、はちみつ、棗を食事に取り入れて。特に牡蠣は落ち込んだ気持ちをなごませ、不眠改善にも役立ちます。
☑レシピ:牡蠣たま丼
材料(2人分)
牡蠣燻製缶(60g) ・・・2缶
温泉卵・・・・・・・・・2個
ご飯・・・・・・・・・・丼2杯分
刻みネギ・・・・・・・・適量
★タレ
燻製缶の汁
醤油
オイスターソース
ごま油・・・・・・・・・各小さじ2
すりおろしニンニク・・・少々)
[作り方]
丼にご飯を盛り、牡蠣燻製缶の身、温泉卵をのせて、混ぜ合わせたタレをかける。刻みネギを散らす。生の牡蠣で作るのもおすすめ。
紹介してくれたのは
薬膳アテンダント
池田陽子さん
国際中医薬膳師資格を持ち、メニュー開発やセミナーなどで薬膳の魅力を伝えている。『中年女子のゆる薬膳。』(文化出版局)ほか著書多数。
【ハーブティーは継続して取り入れて】
ハーブティーで心身の改善を目指すなら3ヶ月くらいは続けるべし
薬用植物が持っている自然の成分の力は、すぐに発揮されるものではないので日々の積み重ねが重要。身体の状態や変化を感じながら、継続して取り入れるのがおすすめ。ハーブティーの成分を効率よく取り込むためには、ハーブティーが常に体内を巡っている状態をキープすることが重要。水分代謝に応じて1日に500~750mL程度を飲むのが目安です。体質改善を目的にする場合は、3ヶ月くらい継続するといいでしょう。
しっかり眠って、体と脳の疲労を回復
寝つきをよくするだけでなく、睡眠の質を高めて体や脳の疲労をリセットするのに役立つ。寝る前に飲むのがおすすめ。おやすみブレンド 25g(1週間分) 1430円(ネロリハーブ)
更年期に起きる乱れから解放されて心地よく!
ホルモンや自律神経の乱れにはたらき、前向きで心地よい日々を過ごすためのお茶。ホットで飲んで心身をいたわって。ウーマンズブレンド 25g (1週間分) 1430円(ネロリハーブ)
紹介してくれたのは
ネロリハーブ主宰
AYUMIさん
英国式植物療法、漢方、和漢を基本にブレンドしたメディカルハーブを中心に展開し、厳選した本物の植物の力を多くの人に届けている。
イラスト=二階堂ちはる 取材・文=黒川ともこ ※GLOW2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人