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JO1白岩瑠姫「胸キュンシーンや振る舞い、制服の着方も自分が出ています」 9/1公開映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』インタビュー

執筆者:GLOW編集部

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映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が9月1日に公開。汐見夏衛によるベストセラー小説を、『明日、私は誰かのカノジョ』『美しい彼』シリーズなど、話題作を続々と手がける酒井麻衣監督が映画化したラブストーリー。GLOWでは、久間田琳加さんとともにW主演を飾り、映画デビューを果たしたJO1の白岩瑠姫さんに初めての映画での手応えや役作りについて伺いました。雑誌GLOW10月号での白岩さんへのインタビューとあわせてご覧ください!!


人見知りを返上し、座長として雰囲気作りを努めた

——本作が映画初出演にして初主演となりますが、どんな気持ちで挑みましたか?
「最初は右も左もわからないまま歌やダンスとは違うお芝居に挑戦することになって、難しいかもしれないと思いましたが、撮影が始まってから監督を筆頭にみなさんがアドバイスをくれたり、支えてくれて、やりやすい環境を作ってくださいました。監督からのアドバイスで印象的だったのは、『できるできないではなくて、瑠姫くんがこの映画の座長として空気を作っていこう。この作品の良い悪いを左右する人なんだよ』という言葉です。僕も茜役の久間田さんも人見知りなんですけど、お互い話し合ったり、自分からどんどん積極的に動くといいとアドバイスをもらってから、久間田さんと話をするようになったし、クラスメイト役の方たちやスタッフさんとも話をするようになって、すごくやりやすくなりました。この言葉は撮影が始まってすぐ言われたのですが、背中を押されたし、助かりました」

自分と似ている青磁の役作りは自然体を意識

白岩さんが演じる青磁は、絵を描くことが大好きな高校生。自由奔放だけど、真っ直ぐで嘘のない性格で、茜を引っ張っていく。
「一見すごく自由でマイペース。自分の好きな絵を描くことに真っ直ぐなんですけど、それだけではない繊細な部分があります。茜みたいに困っていたり、悩んでいる人を放っておけない性格で、自由そうに見えて、ちゃんと周りを見て行動しています。でも、伝え方を含めて、ちょっと不器用なんですよね。根本には愛があることが、後半になるとどんどんわかってきて、見終わった後は不器用なところもかわいいと思えるキャラクターです」

Ⓒ2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会

青磁を演じるにあたり、JO1の活動と並行して、絵画の所作などを猛特訓したという白岩さん。一方で内面の役作りについては、監督の演出もあり、素の自分を反映したと言います。
「青磁というキャラクターは、考え方や生き方、制服の着こなしなど、僕自身にとても近しく、親しみを感じました。演じる際、監督と話し合って、僕自身お芝居の経験が浅いこともあって作り込むことはせず、青磁に自然体で寄り添うことを意識しました。どんなところが青磁と似ているか? そうですね……。僕は茜のように無遅刻、無欠席を目指すような優等生ではなかったので、学校では青磁同様レアキャラだったんですけど、学校に行った時、ちょうど文化祭の出し物を決めていて、僕たちのクラスは『ピーターパン』の劇だったんです。で、台本を配られて中を見たら、僕がピーターパンと書いてあったんですよね(笑)。えーー、聞いてないし、やると言ってないよって(笑)。今話しながらこのエピソードを思い出したんですけど、そこも青磁との共通点ですね(笑)」

胸キュンシーンでは白岩さんのアドリブが炸裂!

——銀髪にかっこよく着崩した制服。キャンバスに真剣な表情で絵を描く姿やクールで儚い眼差し、茜を優しくリードする姿など、白岩さんの演技はとても自然体かつ胸キュンシーン満載。
「酒井さんは女性の監督だからか、女性をキュンキュンさせるシーンではとても厳しかったです(笑)。目線や仕草一つとっても、もっとこうした方がキュンキュンするからって、女性ならではの視点でたくさん教えてくれました。予告編でも使われている自転車に二人乗りして、茜の手を自分の腰に回すシーンは、僕のアドリブなんですけど、監督にすごくいいって褒められて採用されたので嬉しかったです」

——完成した作品を見た時の率直な感想は?
「正直、最初は自分がどう見えるのか不安があったんです。でも、見始めたら、そんなことは忘れて入り込んでいました。空や色がふんだんに出てくるのですが、ただただ美しくて素敵な作品だと思いました。その酒井監督が描く映像美や各シーンで流れるサウンドトラックも作品にぴったりで物語を盛り上げていると思いました。今回「Gradation」という曲で、僕たちJO1が初の主題歌を担当させていただいているのですが、作品のために書き下ろしたんです。そのおかげで、主題歌も世界観にものすごく合っていると感じました」

Ⓒ2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会

続けて、「どの年代の人が見ても心に残る作品だと思います」と太鼓判を押す白岩さん。

「青磁や茜と同世代ならキュンキュンするし、世代が上の方にも何か刺さる言葉があると思います。マスクが外せなかったり、自分の言いたいことを押し殺してしまうなど、現代にぴったりのテーマだと思っていて、だからこそ、見る人には余計に青磁が茜にかける言葉が心に刺さるんだろうなと思いながら演じました。特に屋上で二人が心をさらけ出して言い合うシーンは、考えさせられるものがありました。同じく屋上では、二人でペンキをぬり合うシーンが見どころなんですけど、CGではない本当にリアルなそのままの色を映しているのでぜひ見てほしいです」

自分が輝いているのはどんな時?

――最後に。GLOWのテーマは「輝きはいつだって自分の内側にある」です。白岩さんが輝くのは、どんな瞬間ですか?
「もちろん、JO1のライブの時もですけど、自分が心を許した人と一緒にいる時。たくさん話すし、はしゃぎます。素だし、楽しいし、はっちゃけているので、一番輝いていると思います(笑)。例えば、男友達とのお泊まり会では楽しすぎて寝たくないので、寝ようとしている友達を邪魔したりします。JO1のメンバーになってからは、大人になったのでそういう一面は出さなくなりましたけど、本当はそういう子です(笑)。そこも青磁と同じですね。自由奔放なんです」

PROFILE

白岩瑠姫(JO1):しろいわるき。1997年11月19日生まれ、東京都出身。2020年にデビューしたJO1のメンバー。ソロとしては「JO1のオールナイトニッポンX」のメインパーソナリティーを務めている。22年にJO1が主演したドラマ「ショート・プログラム」(Amazon PrimeVideo)に出演。

JO1 OFFICIAL SITE


9月1日公開『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』

【あらすじ】マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。自由奔放で絵を描くことを愛する、銀髪のクラスメイト・青磁。何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手な茜だったが、彼が描く絵と、まっすぐな性格に惹かれ、茜の世界はカラフルに色づきはじめる。次第に距離を縮めていくふたりの過去はやがて重なりあい、初めて誰にも言えなかった想いがあふれ出す――。

2023/日本/100分
監督:酒井麻衣 
脚本:イ・ナウォン、酒井麻衣
原作:汐見夏衛「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(スターツ出版刊)
出演:白岩瑠姫(JO1) 久間田琳加 
箭内夢菜 吉田ウーロン太 今井隆文/上杉柊平 鶴田真由
製作:アスミック・エース LAPONEエンタテインメント ガイエ C&Iエンタテインメント スターツ出版 日本出版販売 microverse  ローソングループ
配給:アスミック・エース

『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』公式サイト

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撮影=柴田フミコ スタイリング=増田翔子 ヘア&メイク=佐々木美香 取材・文=杉嶋未來

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