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【ライブ情報も!】デビュー40周年を迎えた藤井フミヤと、MILK大川ひとみが懐かしエピソードを交えながら原宿トーク!【原宿KURU?】

執筆者:GLOW編集部

藤井フミヤと大川ひとみが原宿トーク

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原宿でMILKとMILK BOYのディレクターをしている大川ひとみさんの連載「原宿KURU?」は、大川さんの昔からの仲間とともに、原宿の情報を発信していきます。第2回目のメンバーは、元チェッカーズのリードボーカルで、現在も俳優とシンガーソングライター、アーティストとして活躍する藤井フミヤさん! 大川さんとのエピソードやFumiyArt、デビュー40周年ツアーの話などお聞きしました!


【今回のゲストは藤井フミヤさん!】

ヒョウ柄を着こなす藤井フミヤさん

「原宿といったらヒョウ柄だよね」とフミヤさん。シャツはネイバーフッド、パンツはサンローラン、メガネはテンダーロイン、レザーバングルはウルフズヘッド、ピアスはクロムハーツ(すべて本人私物)

☑チェッカーズ時代、夜遊びもお仕事も共に過ごしたふたり

ひとみ フミヤ君とはプライベートで知り合う前に、チェッカーズの『神様ヘルプ!』のジャケットの衣装で参加したのが最初だったんだよね。グラフィックが奥村(靫正)君だったんだよ。

フミヤ あれ、ひとみちゃんがスタイリングしてたの?

ひとみ スタイリングじゃなくて衣装を作ってたの。プライベートで会ったのはクラブのパーティ。

フミヤ そうそう。あの頃は、芝浦GOLDとか新宿の第三倉庫とかでみんな遊んでた。藤原ヒロシ君とかがDJをしてたんだよね。それで、ひとみちゃんには最初から『今度、家に遊びにおいで』って感じで誘われて。それで家に遊びに行ったら、ティーンエイジャーたちがいっぱいいて。コーラ飲んでゲームやって音楽聴いて、みたいなね。おにぎりをみんなで作って食べたこともあったよね。その頃一緒に遊んでいたコたちが、のちの裏ハラ的なカルチャーを作っていくことになるんだけど。だから、ひとみちゃんは原宿のママで、あの辺の長男が(藤原)ヒロシ、みたいな感じなんじゃない? 俺はもっぱら奢る係(笑)

ひとみ だって、スーパースターだもん(笑)

思い出いっぱいの原宿を

「ひとみちゃんに会ったのは20代前半。今でいうツーブロックの髪型をしてパンツはロールアップしてソックスを見せるっていうファッションがはやってた。今もくるぶしを見せるパンツ丈やツータックがはやってて、流行って回ってるんだなって感じる。最近の女子はトップスインが主流でしょ? でも俺ら世代のメンズがインするとおっちゃんぽくなる場合があるからホント要注意(笑)。今はルールなしで何でもありみたいなファッションがおもしろいよね」(フミヤさん)

ひとみ フミヤ君とモックン(本木雅弘)が司会を努めていたテレビ番組『鎌倉恋愛委員会』(TBS)のスタイリングをやってて。

フミヤ その時にこのコがスタイリングやるからってひとみちゃんが連れてきたのが、ジョニオ(アンダーカバーの高橋盾氏)だったんだよね。ジョニオにはソロになってから2、3年衣装をお願いしてたこともあったんだよ。

ひとみ 昔、みんなでカラオケに行ったよね。目の前で歌ってくれて、みんなで『歌うまいんだね』って言ってたのを覚えてる。

フミヤ あの頃よりもさらにうまくなっているよ。

ひとみ GLOWはフミヤ君の歌を聴いて青春を過ごしてきた世代だからね。ぜひライブもチェックしよ!

☑全47都道府県を回る、40周年コンサートツアー開催!

「今、80年代ブームで若い子もYouTubeなんかで、昔の歌を聴いていたりする時代。その頃の(自分が歌っている)映像を見ると自分がすごく若くて、ちょっとドキッとしたりすることも(笑)。今回はチェッカーズの歌も歌う予定なので、GLOW世代は親子で来てくれたら嬉しいね。ただ、やっぱり20代の頃に歌っていた曲ってパワーがいる。当時よりうまくなっているけど、やっぱり疲れちゃう(笑)。それも含めてステージに立って歌い続けることが俺にとってのアンチエイジング。一生歌い続けていくよ」(フミヤさん)

藤井フミヤさん 40周年

9月23日の愛知県芸術劇場を皮切りに翌年5月26日東京国際フォーラム公演まで、47都道府県を回る全60公演のツアーを開催。弟でもあるサックスプレーヤーの藤井尚之も参加。

☑様ざまな表現方法でアート作品を発表する「FumiyArt」

藤井フミヤさんのアート作品「FUMIYART」

「学生時代は絵の成績しかよくなくて、絵で食べていくって思っていたんだけど、途中でバンドを始めたらそっちで東京に行くことが決まって、気がついたらアイドルになってた(笑)。FumiyArtはアンダーカバーのショーを手伝っていた時のパソコンデータが始まりで、ジョニオやM&Mのメンバーに手伝ってもらって個展を開いた。アートを始めた頃はデジタルだったけれど、今は筆で描いている。今の自分は音楽と絵のふたつがあれば十分。隙間を見つけて絵に向き合う時間がおもしろい」(フミヤさん)

藤井フミヤさんのアート作品「FUMIYART」

1993年に初のコンピューターグラフィックス展を全国9都市で開催。2005年3月には、日本国際博覧会で名古屋市のパビリオン『大地の塔』を総合プロデュース。その後、充電期間を経て2019年に再開。『デジタルとアナログで創造する藤井フミヤ展 多様な想像新世界 The Diversity』を開催。

☑MILK BOYも超お似合い!

MILK BOYを着こなす藤井フミヤさん

「20代の頃は芸能界よりも東京アンダーグラウンドのカルチャーが好きで。ひとみちゃんのMILKは、九州にいた頃から知っていたブランド。(そのデザインを手掛けている)ひとみちゃんと出会った時にふだん着ている服と作っている服のギャップがありすぎて、すごく印象的だったことはいまだに覚えてる。あの頃、一緒に遊んでいたクラブ系のDJやデザイナー、フォトグラファー、スタイリストたちはみんな今、第一線で活躍している。四畳半のアパートから夢をかなえに駆け上がっていく姿が眩しかったね」(フミヤさん) 


【PROFILE】

[大川ひとみさん]1970年、ブランドMILKを立ち上げ、1974年にはメンズ向けのMILK BOYをスタート。

大川ひとみさん MILK MILKBOY

大川ひとみがGLOW読者と同世代だった頃。「45才は青春真っ只中よ(笑)!」

MILK/MILK BOYのオンラインストア

【今回のゲスト】

[藤井フミヤさん]チェッカーズのボーカルとして1983年にデビュー。1993年『TRUE LOVE』でソロデビュー。またアーティストとして個展も開催している。
公式HP


ディレクション=大川ひとみ 撮影=村松巨規 取材・文=佐藤玲美 ※雑誌GLOW2023年9月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。

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この記事を書いた人

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