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【デザイナーの素敵なインテリア】南伊豆の自宅には仕事を持ち込まない! grenのジュエリーデザイナーのお家拝見!

執筆者:GLOW編集部

感度の高いジュエリーを生み出す、GLOW世代のデザイナーのインテリアを拝見! 美しいジュエリーも紹介。


【gren 山田みどりさん】

[植物がポイントの東京のアトリエ]

左:観葉植物の近くには鳥や蝶、化石などが入ったヴィンテージのガラスドームが置かれている。トランクショーで使う什器もオシャレにレイアウト。右:ヴィンテージテイストのキャンバス×ウッドのトランク。

左:ギリスの家具ブランドHALOのアルミ製キャビネットはオーダーメイド。右:日本の古道具屋さんで購入したパーツを収納するキャビネットは、郵便局で使われていたもの。

ベンジャミンやヒメモンステラなどたくさんの観葉植物に囲まれた東京のアトリエ。ウッドやレザーなどの素材と無機質なメタルをMIXしたインテリアで素材の持つ個性を際立たせている。シンボルツリーのベンジャミンをはじめ、たくさんの植物がいきいきと生い茂り、ガラスドームには蝶や鳥、天然石などがディスプレイされたまさに『都会の楽園』といった雰囲気。
「ジュエリーを制作している最中は、一日外出しないなんてこともしばしば。だからこそ、室内に植物を取り入れて『自然』を感じられる空間にしたかったんです。ジュエリーパーツも植物も、いうなれば宝探し。気に入ったものはすべて即決します。気に入ったパーツを買い占めて海外からコンテナで運んだことも。植物も同じものはひとつとしてないので、気に入ったら即購入。自然をテーマに好きなものばかりに囲まれた空間だからこそ、ジュエリーのデザインに没頭することができるんです」」(山田さん)

[海や緑に囲まれた南伊豆の自宅]

山の中腹にある大自然に囲まれた南伊豆の自宅は、以前住んでいたフランス人がD.I.Y.で建てたもの。ここでは仕事を持ち込まずすごしている。目の前に海、奥には山が連なる立地で、夏は窓を開けておけば風が吹き抜けるので冷房がなくても心地よくすごせる。海を眺めながらお酒を飲むのも至福のひとときだそう。山小屋のような木目をいかした室内には、アイアン×ウッドの家具を置くことで無機質な要素をミックス。窓を開ければ海を眺めることができるキッチンでは、調理師免許も持っているという料理の腕前で地元の食材を使った料理を楽しむ。奥には2階の寝室につながる階段が。

[grenのジュエリー]

旅が大好きな山田さんが世界中を旅して集めたユニークなパーツをデザインした大人の遊び心がつまったジュエリーを展開するgren。デザインのデッサンをする時は独立祝いでいただいたカルティエのボールペンに、15年くらいリフィルを替えて使用しているエルメスのカバーを付けた手帳。山田さんのジュエリーはすべて、自分のために作った非売品。grenのペンダントトップもオーダーメイドで、プラチナやK18のコインプレートにイニシャルや数字、好みの文字を刻印できる(16万円~)。埋め込むダイヤ(1粒4500円)の数を増やすことも可能。
gren

山田みどりさん

2007年より「gren(グリン)」を立ち上げる。不定期でヨーロッパを中心にパーツや石を買い付けに行きながら作品作りを行う。ヴィンテージパーツやガラスストーンなど素材の価値にとらわれず日常を彩るジュエリーを提案するグリン バイ エムは1万円台から展開。


撮影=柳原久子、津留崎徹花 取材・文=佐藤玲美 ※GLOW2023年10月号より

この記事を書いた人

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