オケージョン服・仕事服は着まわしありき! まず欲しい1着とママトーク【スタイリスト福田麻琴さん&優木まおみさん】
執筆者:GLOW編集部
仕事に家庭に大忙しの40代の今、本当に必要なのは、仕事にもオケージョンにも一着で対応できる頼れるきれいめ服。ママの顔も持つスタイリスト福田麻琴さんと、優木まおみさんがトーク!
着まわせるきちんと服ならたんすの肥やしにはならない
優木 うちの子はふたりとも公立の学校なので、きちんとしたオケージョン服を着るのは卒入学式くらいです。「ジャケット着ていかなきゃ」というシーンも、懇親会くらいだったり。
福田 わたしの子どもも公立だけど、私立のママたちからは「ネイビーの服がマスト」とよく聞くよ。きっと個性を出さないことが重視されるんだろうね。その場合は、アクセサリーやリップの色など、自分だけのひっそりとした楽しみを見つけるのがオケージョン服を楽しむコツかもしれない。
優木 学校行事は、あくまで子どもが主役だから、親は控えめで丁度いいはず。わたしは、数年前に会社を立ち上げたので、きれいめ服といえば、断然仕事着。取引先とのミーティングも多いし。
福田 じゃあ「お仕事用の服」という買い方をしていたりする?
優木 それはないかな。特にかっちり見せたい時はセットアップだけど、学校行事にも同じものを着るから。もちろん、ジャケットもパンツもデイリーに着まわすことは大前提です。
福田 そうだよね。着まわしができない「○○用の服」は、コスパが悪いし収納スペース的にも×だと思う。グロー世代は、たくさん持つよりそろそろお気に入りの一着を見つけて楽しくアレンジしながら着る方が素敵だし、格好いい気がする。
優木 正装って、結局は周囲に対するリスペクトの表れだと思う。そこがちゃんと感じられてマナーのある上品な着こなしなら、少しくらい遊び心を忍ばせてもいいんじゃないかな、と個人的には思っているんだよね。
福田 そうそう、やっぱりファッションは楽しむものだからね!
☑活躍服:ノーカラージャケット
福田さんがおすすめなのはノーカラージャケット。「衿付きテーラードに比べてインナーの組み合わせの自由がききます。フラットな金ボタン、玉縁ポケットなど控えめなディテールで安心感&きちんと感をキープして」。表面感のある上質なウール100%を使用したジャケット。全体に配した裏地で滑りがよく快適。ジャケット7万9200円(アンタイトル〈アンタイトル カプセル コレクション〉
☑オフィスコーデ
オフィスでジャケットを脱ぐことも想定し、インナーはシャツとロンTを重ねてほどよい抜け感を。センタープレスできれいめだけどウエストゴムの楽ちんパンツでアクティブに。シャツ1万9800円(ガリャルダガランテ/ガリャルダガランテ 青山店) ロングTシャツ1万7600円(セオリー/リンク・セオリー・ジャパン) パンツ1万9800円(デミルクス ビームス/デミルクス ビームス 新宿) ピアス1万8700円(チャン ルー/チャン ルー ジャパン) バッグにつけたスカーフ1万4300円(マニプリ) バッグ3万8500円(ジャンニ キアリーニ/ジャンニ キアリーニ 銀座店) 靴5万7200円(ペリーコ/アマン)
☑セレモニーコーデ
卒入学式などの式典や少しかしこまったお祝いの席など、共布のセットアップは安心感あり。やわらかなベージュなら、エレガントさをキープしつつ軽やかなニュアンスも演出可能。シルクのブラウスやパールのブローチで華やかに。パンツ5万9400円(アンタイトル〈アンタイトル カプセル コレクション〉) ブラウス4万6200円(ベイジ,/オンワード樫山 お客様相談室) カチューシャ6050円(イリスフォーセブン/フーブス) ピアス3万800円(ココシュニック) ブローチ2750円(ビーミング by ビームス/ビーミング ライフストア by ビームス コクーンシティー店) ネックレス12万1000円(アガット) バッグ3万9600円(オルセット/オルサ) 靴3万4100円(ピッピシック/トゥモローランド)
撮影=菊地 史<impress-k>(モデル)、草間大輔(静物) スタイリング=伊藤あかり ヘア&メイク=猪俣真衣子<Tron> モデル=優木まおみ 監修=福田麻琴 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2023年12月号より
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