【更年期の食事】ホットフラッシュやイライラの原因「自律神経の乱れ」を整えるのは腸内環境をよくする朝ごはん!
執筆者:GLOW編集部
ホットフラッシュやイライラ、だるさといった更年期の症状は、自律神経の乱れによるもの。自律神経にアプローチできる食べ物や栄養について、ヘルシーキッチンの佐野こころさんにお伺いしました!
腸内環境を整える朝食が、自律神経にアプローチ
自律神経を整えるための、これだけ食べればよいという食材はありませんが、腸内環境をよい状態にするのがカギになります。「脳腸相関」といって、腸の状態が脳にも影響していることが医学の定説になりつつあります。加えてホルモンの分泌や自律神経の調整役である体内時計を整えることも大事。朝日を浴びて朝食を食べると体内時計をリセットできます。
朝食は、ホルモンの材料であり、神経系をはたらかせるために必要なたんぱく質のほかに、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品も大事。心の安定のためにはセロトニンの原料となるトリプトファンを。セロトニンはメラトニンとなって質のよい睡眠ももたらします。トリプトファンをセロトニンに変える時に必要なビタミンB6もぜひ一緒に摂ってください。
更年期のだるさやイライラにはこれ!
更年期にありがちな「だるい」「イライラする」とき。栄養で自律神経をコントロールすることは難しいのですが、だるい時は体内時計をリセットすることが大事。イライラしている時はストレスも抱えていることが多いので、ストレスを緩和するトリプトファンとビタミンB6を。必要な栄養素が摂れれば飲み物だけでも大丈夫です。冷凍した完熟バナナとカシューナッツ、豆乳のスムージー。あるいは甘酒にレモンを搾って飲んでも。
☑朝に摂りたい栄養素・食材
【ガイド】
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取材・文=黒川ともこ ※GLOW2023年8月号より
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