【私たちの更年期】内田有紀×堀井美香「不調をひとに打ち明けることで心が軽くなりました」【対談Vol.1】
執筆者:GLOW編集部
☑女性医療ジャーナリスト・増田美加さんが解説
[更年期と思春期は似ている]
女性ホルモンのエストロ ゲンは、妊娠・出産に備え る体を作ります。さらに肌、 骨、血管、粘膜、筋肉、脳、 内臓などを維持する働き もあります。更年期にエス トロゲンが急激に減るこ とで様ざまな場所に不調 が表れやすくなるのです。
思春期は、女性ホルモンが増え、体つきが女性らしくなって生理が始まり、吹き出物、イ ライラ、落ち込み、過食・拒食など、心と体の変化に直面し不安定になりやすい時期です。 一方、更年期は、女性ホルモンが激減することで、生理不順や体と心の変化に対する不 安や、年齢を重ねることへの戸惑いを覚える人も。ホットフラッシュ、めまい、頭痛、関節 痛、イライラ、うつなど様ざまな更年期症状に悩まされやすくなります。思春期も更年期 も女性ホルモンの大きな変動に揺さぶられ心と体が変化するという意味では同じです。
【増田美加】女性医療ジャーナリスト。エビデンスに基づいた女性の健康情報&患者視点に立った医療情報について執筆、講演を行う。『医者に手抜きされて死なないための患者力』(講談社)、『もう我慢しない!おしもの悩み~40代からの女の選択』(オークラ出版)ほか著書も多数。
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