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【ディーン・フジオカ】2年ぶり最新作『パンドラの果実』インタビュー「ユースケさんをリーダーに、楽しく話しながら撮影しています」

執筆者:根岸聖子

ディーンさんが輝いているのはどんな時?

——「輝きはいつだって自分の内側にある」というのがGLOWのテーマです。ディーンさんご自身が一番輝いているのはどんなときでしょうか。
「できなかったことができるようになった瞬間、ですかね。そんな自分を外側から客観的に見たことはないですが、こみ上げるものはあります。細胞が活性化されている感覚というか。ある意味、生まれ変わっているような感じじゃないですか。昨日までできなかったことが、今日はできるようになっているわけですから。子どものときって、成長とともにそういう瞬間が多々あったと思いますが、40代にもなると、できると思っていたことが実はできていなかった、なんてこともあります。だからこそ、弱点を克服できた瞬間を感じられるのって、すごく幸せなことなんですよね」

――大人になって、そう実感したことってありましたか?
「以前は言えなかった台詞が言えるようになったこと。10年くらい前に日本で活動を始めた頃の自分だったら、『パンドラの果実』の小比類巻の長台詞、難しい説明台詞はたぶん言えなかったと思うんです。自分的に言語が上達したなと感じたのは、『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)から『シャーロック アントールドストーリーズ』(2019年)のあたりですね。明らかに日本語の台詞まわし、日本語での芝居に関して、それまで見えなかったギアが生まれたのを感じました」

『パンドラの果実』 ディーン・フジオカさんインタビュー

この記事を書いた人

女性誌、テレビ誌、インタビュー誌など定期刊行物やwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。好奇心の赴くままに、体験もの、実用記事、書籍なども常時進行中。


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