【ミト活ってなに?】慢性疲労を解消、エイジングケアがかなう!【更年期のヘルスケア】
執筆者:GLOW編集部
更年期(ヴィーナス)期の女性が知りたいことや疑問を、特命調査員ヴィーナスちゃんが調査! 今回は「ミト活」=「細胞内でエネルギーを作るミトコンドリアを元気にする活動」のこと。ヴィーナス期の慢性疲労にも効果があるのだとか。数多くの女性の悩みを知る産婦人科専門医の仲栄美子さんに教えていただきました!
【教えてくれるのは】
ミトコンドリアの減少で、すべての細胞で老化が加速
ヴィーナスちゃん(以下V) そもそもミトコンドリアとはなんですか?
仲先生(以下仲) 簡単にいうと体を動かすためのエネルギーを作るもの。人間の体には体の隅々に至るまでミトコンドリアがいると考えてください。ミトコンドリアがいなければ私たちの体は動かないので、車でいえばエンジンです。最近、サウナがブームですが、温かいサウナのあとに水風呂に入ると、水から上がったあとに体がポカポカしますよね。それはミトコンドリアがちゃんと働いている証拠です。ある意味、サ活もミト活といえますね。
V ミトコンドリアの元気がなくなると、疲労感や倦怠感が現われると聞きました。更年期の症状にも似ています。
仲 女性ホルモンの低下で大きく体が変わるヴィーナス期と、加齢でミトコンドリアが減少し、機能が低下する現象は並行して起こります。慢性疲労も蓄積しやすい状態です。ミトコンドリアが減って元気がなくなれば、すべての細胞で老化が加速します。更年期においても大きく老化が進み、疲労などの症状が強く出ることは考えられます。
V ヴィーナス期に適したミト活にはどんなものがありますか?
仲 ミトコンドリアを元気にするには空腹を感じた方がいいといわれているので、ファスティングでミト活をする人は多いと思いますが、ヴィーナス期にはおすすめしません。ミトコンドリアを動かす時に必要な栄養をとって、お腹が減ってから食事をするのがポイントです。また、運動でミト活をするなら筋トレより有酸素運動を。運動後にサウナに入って、水風呂に浸かれば一石二鳥のミト活です。
この記事を書いた人
関連記事