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【古田新太×中村倫也】「古田さんの言葉に10年ほど支えられていました」 劇団☆新感線『バサラオ』インタビュー

執筆者:GLOW編集部

劇団☆新感線『バサラオ』 古田新太さんと中村倫也さん

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劇団☆新感線の最新作『バサラオ』に出演する古田新太さんと中村倫也さんの対談が実現! 長い付き合いだという二人の交流エピソードや中村さんにとって俳優人生の支えとなった古田さんの言葉、そして劇団☆新感線の魅力やハードさ、自身を輝かせるものなど盛りだくさん伺いました。


2011年に初共演、お互いの印象は?

ーーお二人は2011年の舞台『ロッキー・ホラー・ショー』以来の共演ということですが、その後、交流はありましたか?

中村 お互いの舞台を観に行ったり、プライベートの飲み会に合流したりしていました。

古田 (生田)斗真もだけど、偶然でもどこかで会えば飲みに行ったりしてるから、遊んでるっちゃ遊んでるし、付き合いはめちゃくちゃ長い。

中村 古田さんは初めて会ったときから変わらず、いつもすごく優しくて、楽しい話をしてくれる先輩という印象です。

古田 オイラは、倫也のことを素直な芝居をする人だなって思っていて。『ロッキー……』のとき、オールミュージカルは初めてですって言ってたけど、「全然お前歌えてる、いい声持ってるよな」って話をして。

中村 ですね。「音程は悪いけど、声はいい」って言われた記憶が鮮明にあります。それ以来、声は自分の強みとしていいんだって自信を持てました。実は古田さんには、自分の強みを認識するヒントをいろいろもらっています。自分は舞台が大好きで舞台をいっぱいやっていたけど、劇団に所属しているわけではないし、映像もやる中で、演劇人だって認識していいんだろうかと悩んでいたことがあって。そのときも「もう倫也はちゃんと演劇人だからさ」ってさらっと言ってくださって。明確な居場所がなかった僕にとって、その言葉は浮き輪のような存在で、10年くらいずっとすがってました。

古田 倫也は、そのままで全然いいんじゃない?ってずっと思ってたけどね。

中村 生粋の演劇人である古田さんに「お前は演劇人だと思っていい」って言ってもらえたんですから。心強かったし、支えになった言葉ですね。

『バサラオ』 カイリ役の中村倫也さん

この記事を書いた人

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