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【古田新太×中村倫也】「古田さんの言葉に10年ほど支えられていました」 劇団☆新感線『バサラオ』インタビュー

執筆者:GLOW編集部

舞台『バサラオ』の魅力とは

ーーそんなお二人が今回、劇団☆新感線の舞台では初めて共演します。中村さんは3作目、古田さんは劇団の顔であり、約40年参加されている劇団☆新感線の魅力やハードさについて教えてください。

中村 ハードさで言うと、まず稽古が長いですよね。歌もあるし、ダンスとアクションもあるから、だいたいミュージカルと同じぐらいの1ヶ月半から2ヶ月稽古があります。

古田 普通のミュージカルだったら、まず最初に歌劇から入って、振り付けやって、芝居は最後に当てていくんだけど、新感線は全部やりながらだから。

中村 そう、すべて同時進行で、組み上げていきますもんね。それを全部やる役者は大変です(笑)。

古田 いろんなセクションのいろんなパーツを、ガチャンガチャンと合わせていく作業だもん。

中村 こっちは全然体に馴染んでなくて、できてないんですけど、演出のいのうえさんは、「よし!できた!」って言い出すんです。まだやったばっかじゃないですか!、みたいな。

古田 いのうえさんにとっては、(倫也が)伝えられたらできてるみたいなことなんだよ(笑)。今回のようにピカレスクロマンとかいろんなこと言ってるけど、結果、歌って、踊って、戦って、あわよくば笑いもとってくれというのが新感線であって、そこが観客にとって魅力になってる。

中村 そうですよね。楽しさの面で言うなら、芝居に歌、ダンスにアクションに笑いって、新感線ならではというものが認識としてあるじゃないですか。その認識があるってことがやっぱりすごいことですし、俳優もそこを求めて参加するんですよね。

古田 まあ、俳優の大変さもそこにあるんだけど。新感線は観るもので、演じるものではないって思う俳優もいると思う。でも、今回の4人のゲスト、倫也や斗真、りょうちゃん、なぁちゃん(西野七瀬さん)は、一回でもこの劇団を経験していて、空気感は分かってるから、その点では安心。だから、大変だろうけど楽しくできると思う。オイラ的には、この4人が揃ったし、“下ネタミュージカル”がやれたらいいなと思っていたんだけどね。

劇団☆新感線44周年興行『バサラオ』

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