映画『スオミの話をしよう』超豪華トーク! 三谷幸喜│長澤まさみ│西島秀俊│松坂桃李が撮影の裏話を語る!
執筆者:根岸聖子
エンケンさんと初共演にして仲良くなった
――スオミはいろんな顔を持つ女性ですが、特に難しかったキャラクターは?
長澤 印象としては別人のようだけど、スオミという同じ人であるというのが重要なんです。そこからイメージを其々に膨らませていくのが難しかったのですが、必ず立ち戻っていたのが(西島さん演じる)草野さんの妻のスオミなんです。あのスオミがベースにあって、他のいろんな顔のスオミになっている。
三谷 ひとり5役ではないんです。
長澤 そうなんですよね。それでいうと一番難しかったのは魚山さんの妻のスオミかな。設定がよくわからないというか、謎だったので。
西島 あのキャラクターが好きな人は多いと思います。
長澤 本当ですか!?(笑) あれはめちゃくちゃ難しくて、すごく悩みながらやっていたときに「まさみちゃんも一緒だね」って遠藤さんが突然言ってきたんです。自分も悩みながらやっているからと話しかけてくれたんですが、集中したいときにどうでもいいような話題をたくさん振ってくれました(笑)。
三谷 エンケンさんとは初共演?
長澤 はい。すごく仲良くなって、今でも連絡を取り合っています。
西島 なんて呼んでいるんですか?
長澤 「ケンイチ」「まさみちゃん」って呼び合ってます(笑)。
この記事を書いた人
女性誌、テレビ誌、インタビュー誌など定期刊行物やwebサイトで音楽、映画、舞台、ドラマなどエンタメ系のインタビューやレポートを執筆。好奇心の赴くままに、体験もの、実用記事、書籍なども常時進行中。