40代の悩みを住吉美紀さんが解決! 時間の使い方&加齢の受け止め方【しあわせの処方箋】
執筆者:GLOW編集部
「Aging Gracefully」は人生100年時代を迎えて、より自分らしい生き方を目指す40代、50代を応援するプロジェクト。5年目を迎えた2022年アンバサダーはLiLiCoさんと住吉美紀さん。おふたりがGLOW読者のお悩みにお答え! 住吉美紀さんにタイムマネジメントとエイジングの捉え方についてお伺いしました。
Q1
タイムマネジメントをうまくやるには?
Q あれもこれもとタスクに追われてあっという間に1日が終わり、「時間をうまく使えていない」と落ち込みます。1日の終わりに充実感を得るにはどうすればいいですか? またおすすめの気分転換を教えて!
できたことを喜ぶ
加点法で考えていこう
A 「AG世代は家族からも社会からも頼られて、とても忙しい世代。だからまずは「あなたはひとりじゃないよ」と言って差しあげたい。限られた時間をやりくりするには、優先順位をつけ、それに沿って行動することから始まります。その際は「やるべきこと」以上に、「やりたいこと」を大事にしたいですね。1日、1週間、1ヵ月、1年と単位ごとにやりたいことの順位をつけ、整理する癖をつけていきましょう。その結果どうしてもやる気に反してできないことが出てきたとしても、それは仕方のないこと、と自分を許すことも必要。できなかったことにフォーカスするのではなく、「これができた!」と加点法で考えたほうがハッピー。優先順位のリストを1個ずつクリアしていけば、充実感にも繋がると思います。また、気分転換についてはては、ただでさえ時間がないのだから、人が勧めることなんてしない方がいいですよ。30分でいいから、「本当に今この瞬間、自分がいちばんしたいこと」をやりましょう。わたしの場合? 銭湯通いと韓国ドラマ鑑賞です」。(住吉さん)
Q2
老いを受け入れる覚悟がありません……
Q 加齢とともに太り、見た目が「おばさん」になっていく自分。でも老いを受け入れるには抵抗を感じます。それなりに人生を謳歌しながら自分に満足して生きていくには、どうしたらいいでしょうか?
美容も運動も、決して
無駄にはならないはず
A 「鏡を見たくない時もあるし、自分をよく見せる工夫もだいたいやり尽くしたので、「変われるかも」という希望すら抱けないのは、わたしも同じです。女性はいくつになっても、自分を許せる範囲でいいから美しくありたいと願うものですよね。憧れの誰かのようになる必要はないけれども、自分自身が「ま、いっか」と思えるくらいの美容やエクササイズ等の努力を続けるのは無駄じゃないと思います。何もしないより、何かやっている方が気持ち的にもポジティブでいられますから。わたしは「年をとるのも悪くないな」と思っています。内面は経験や努力で成長し続けられるから、若い頃より今の方がよりよい自分になっているはず。ぜひ、ご自分の内面にも目を向けてみて。」(住吉さん)
PROFILE
住吉美紀(すみよしみき)
1973年生まれ。フリーアナウンサー。1996年にNHKに入局し、数々の人気番組を担当。2011年よりフリーに転身。ラジオパーソナリティを務めるTOKYOFMの朝のワイド番組『Blue Ocean』は今年11年目を迎えた。近年は和の文化を追求中。
撮影=目黒智子 取材・文=土谷沙織 ※雑誌GLOW2022年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人