【あらゆる不調の原因】「ゾンビ腸」に注意! チェック表や改善法【順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生】
執筆者:GLOW編集部
【ゾンビ腸の撃退法】
『腸から生まれ変わるカラダ』では、ゾンビ腸の回復法として食事、運動、生活習慣を3本柱としています。その中から、あまり知られていないものをピックアップ!
☑よりカラダに良いヨーグルトの食べ方
ゾンビ腸対策=腸内環境を整えるために効果的なのが発酵食品。なかでもヨーグルトが筆頭。そのヨーグルトの食べ方を紹介。気をつけたいのが、ヨーグルトならなんでもいいわけではないということ。
ゾンビ腸対策の強い味方となるヨーグルトですが、気をつけたいポイントは、「乳酸菌の入ってないヨーグルトはないが、すべてのヨーグルトにビフィズス菌が入っているとは限らない」ということ。ヨーグルトは牛乳などを乳酸菌で発酵させてつくります。その過程でビフィズス菌が加えられるものと加えられないものがあるのです。
ビフィズス菌入りのヨーグルトは、乳酸菌のみのヨーグルトよりも整腸作用が高いとされていますから、できるだけゾンビ腸対策ではビフィズス菌入りを選びたいものです。
※『腸から生まれ変わるカラダ』第3章「食べてゾンビ腸を回復させよう」より
大腸の善玉菌の代表格で体により良い酢酸を作ってくれるビフィズス菌のヨーグルトを選んだら、こう食べるのがおすすめ。
まずは、購入したらなるべく早めに食べること。ヨーグルトに含まれている善玉菌は日にちが過ぎるほど減っていきます。
食前は胃酸の酸性度が高く、ヨーグルトを先に食べると、胃酸によって善玉菌が減り、腸に届きにくくなってしまいます。ヨーグルトから効果的に善玉菌を摂りたいのであれば、ヨーグルトは食後のデザートにしたほうが良いでしょう。
ヨーグルトとほかの食べ物を組み合わせる方法も有効です。シンバイオティクスの面で言えば、昆布やワカメなどの海藻類や、タマネギ、リンゴ、バナナなどを食べておくと、水溶性食物繊維やオリゴ糖といったビフィズス菌のエサを摂取できるので、ビフィズス菌の活動を促進させることが可能です。
~中略
そして、最強の組み合わせが「ヨーグルト×大根おろし×はちみつ」です。大根に含まれる食物繊維とはちみつに含まれるオリゴ糖が、ヨーグルトの善玉菌の働きを高めてくれます。
※『腸から生まれ変わるカラダ』第3章「食べてゾンビ腸を回復させよう」より
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