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【歯科医師に聞く】歯のトラブルは40代で爆発! 歯ぎしり│食いしばりに注意!

執筆者:GLOW編集部

【歯のトラブルが40代で増加するワケ】

「歯ぎしり」は歯を左右にこすり合わせること。「食いしばり」は上下の歯を当て続けることです。就寝時に行われる「食いしばり・歯ぎしり」は、通常の咀嚼よりも強い力で断続的に行われます。一方、日中に行われる「食いしばり」は、弱い力で持続的に行われるのが特徴です。就寝時の「食いしばり」は歯に過剰な力を与えやすく、歯の破折や歯根膜の炎症を、日中の「食いしばり」は顎関節の疾患や不定愁訴につながりやすくなります。 

食いしばりや歯ぎしりは夜や睡眠時以外にも行っている

そしてなぜ歯のトラブルは40代に多くなるのかを説明します。天然の無垢な歯と、治療した歯を見比べた時、形が著しく異なることがほとんどです。また、治療に用いられる材料の性質は、天然の歯とまったく異なるものばかりです。長期的な視点で見ると、歯の自然なすり減りができなくなり、これがかみ合わせ全体の不調和につながり、様ざまな問題を引き起こします。その問題を歯科治療だけで解決しようと何度も治療をやり直すことで、40代のうちに行き詰まるケースがほとんどです。詰め物や被せ物が多ければ多いほど、食いしばりや歯ぎしりの影響を受けやすくなり、これがさらに別の疾患につながるという悪循環に、多くの40代以降の患者さんが陥っているのです。

この記事を書いた人

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