【マンガで更年期】家事・仕事を整理してスッキリ!『私の生理のしまい方』1-2
執筆者:GLOW編集部
40代は不調の有無、症状、年齢など人それぞれ。40代~60代の9人の女性の不調の乗り越え方を描いた漫画『私の生理のしまい方』で、備えましょう! 監修の医師・関口由紀先生と原あいみ先生のタメになるコラムも紹介。今回はCASE1-2、排卵前後に偏頭痛に悩まされ寝込むようになってしまったさおりさん。「子どものことや仕事のことができない」と落ち込むのではなく、「やらない」ことを決めて、生前整理をスタート!
CASE1-2 密かな生前整理
不調でできないことがある、ではなく、自らの意思でやらない、を決めたさおりさん。家族のためのシステム作りや、いるいらないの見直しは、忙しい私たちもぜひ真似したい。
☑関口先生×原先生コラム
わかっているようで、実のところは?
〝閉経〟ってどういうこと?
「自由が始まるってこと!
自分なりの生理のしまい方を考えよう」
原 この本は「生理はどうやって終わるのか」という疑問から始まったんです。「私はいつなんだろう?」…この、そこはかとない不安感、初経の時期もありました。
関口 うんうん。初経と同じく、閉経も誰一人、同じ人はいない。さらに「閉経」は、最後の生理から1年以上生理がなくて初めて判断できるものなの。初経を迎える時期は「思春期」、閉経を迎える時期は「更年期」と言うんだけど、「更年期」は定義が決まっていて、閉経の前後5年の計10年間を指すの。
原 え、ということは、自分の「更年期」は、閉経してからわかるんですね。そもそも私、女性ホルモンがゼロになったら、閉経するのかと思ってました。
関口 閉経というと、そういう〝女じゃなくなる〟イメージが強いみたいだけど、正しく知れば「自由の始まり」なのよ! よし、じゃあ女性ホルモンについて説明しましょう。女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」があって、主役は「エストロゲン」。女性の体にとても大きな影響を与えるから、その分泌量によって女性のライフステージは5つに分かれるほどなのよ。
エストロゲンと体の関係
10歳頃から主に卵巣で分泌される「エストロゲン」(別名:卵胞ホルモン)は、妊娠・出産のためだけでなく、あなたの体の至るところに作用しています。分泌量が減っていくとリスクが高まる症状があることも知っておきましょう。
『私の生理のしまい方』
自身も更年期世代の原あいみ先生が、年齢や職業、不調の出方も様ざまな9人の女性の生理や更年期の乗り越え方を丁寧に取材し、医師の関口由紀先生の監修により漫画化。単行本、Kindleで発売中。(KADOKAWA)
著者:原あいみ
はらあいみ:イラストレーター。キャラクターデザインから絵本まで、難しいことをわかりやすくイラストやマンガで伝える。体験取材・インタビューも自ら行うほか、立体制作、撮影ディレクション、企業や商品のイメージキャラクター制作なども手がける。著書に『おにのこにこちゃん』(ポプラ社)、『うんぴー』『素人ですが、デザインしてみました。』(パイ インターナショナル)など。インスタグラム @aimihara
監修:関口由紀
せきぐちゆき:『女性医療クリニックLUNAグループ』理事長。医学博士、経営学修士(MBA)、日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医、日本泌尿器科学会専門医、日本排尿機能学会専門医、日本性機能学会専門医、日本東洋医学会専門医。人生100歳時代の日本の中高年女性の骨盤底・血管・骨・筋肉の総合的な維持管理を提唱し、生涯にわたるヘルスケアを実践している。横浜市立大学院医学部泌尿器病態学講座客員教授、女性のためのインターネットサイト・フェムゾーンラボ社長。
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