【石田明】超若手のネタ見せのため大阪に行くことも! M-1の見どころも教えます。【『答え合わせ』ヒット記念インタビュー】
執筆者:GLOW編集部
今の自分の意見を〝置いていこう”と思った
──そのなかでずっと断っていた書籍化を決意した理由は?
「何でもそうなんですけど、お笑い論だとか、書いた時点から古くなるじゃないですか。それが怖かったんですけど、すごく漫才も進化していて、多様化もしていて、一旦今の僕の持っている意見をここに置いていこうと思いました。ここからさらに新しい気持ちでいろんなお笑いと向き合っていこうと。25年目までのNON STYLEをここに置いてきたみたいな感覚です。あとはもう、ここから1年目のつもりでやっていこうと思いました」
──執筆で苦労されたところがあれば教えていただきたいです。
「漫才が好きなので、苦労したところ、大変だったことはなかったです。でも、苦労したところを唯一言うなら、NON STYLEの過去の話をまとめた章ですね。あそこだけ自分やコンビのことを書いたので、主観的になりすぎてしまって、二転三転しました」
──この章で書かれている、相方の井上さんに対する想いに感動しました。
「本当ですか? 僕はそんなつもりじゃないんです(笑)。みんなが勘違いしてくれるので助かっています。僕はいつでも井上をこき下ろしてやろうと思っています。井上への気持ちを書きすぎるのも照れるし、書かなさすぎると真意が伝われへんし、みたいなバランスが大変でした」
この記事を書いた人