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【石田明】超若手のネタ見せのため大阪に行くことも! M-1の見どころも教えます。【『答え合わせ』ヒット記念インタビュー】

執筆者:GLOW編集部

青木マッチョをはじめ、自分の生徒とお酒を呑める幸せ

──最後の章では、今後のお笑いがどうなるか書いています。石田さんは今、NSCの講師をしていて、生徒をたくさん持っていますが、彼らに対してどんな想いですか?
「最近1年目~3年目の子たちとよく呑むんですよ。やっぱり面白いですね。こんな人生めちゃくちゃいいなって思うんですよ。20代前半と呑んで、向こうも最初は緊張してるけど、もう何回も呑んだら、ちゃんとおじさんの扱いしてくれるし、なんかいい人生やなと思って。この子たちが売れたら、そらまた嬉しいし、売れへんくてもいいし。だって、ネタ見てもらっていいですかって電話かかってくるんです。僕は行く予定なかったけど、わざわざ大阪に行ってネタ見て、一緒に酒飲んで、ああでもない、こうでもないって言って、一緒にネタ考えて。言うと、俺としたら一緒にネタ考えるなんて、別に何の得もないわけです。お金もらえるわけでもないし。でも、こんなに幸せな時間もらえるのかって」

──生徒はやっぱり可愛い存在ですか?
「みんなすごく可愛いですね。昨日、一昨日も僕が教え出した一期生の青木マッチョ(ラヴィットで人気爆発、マッチョ芸人として吉本パワー倶楽部でも活躍中)ってやつが、家に来て一緒に飲みました。今、テレビにいっぱい出てるやつなんですけど、今抱えてる話とかも聞けたりして、贅沢やなぁって」

──生徒だけでなく、後輩からもアドバイスを求められたりしますか? 例えばM-1でどうしたらいいのかとか。
「そういう連絡も結構ありますね。今日も一緒に仕事をしたコンビがいたんですけど、全然お笑いとは違う仕事なんですよ。全然お笑いに関係ないのに、楽屋にバーって来て、ちょっとネタ見てもらっていいですか?って。いや、見るけどさって(笑)。という感じで、今日もネタ見て、ダメ出ししてきました(笑)」

──「答え合わせ」を出版して、今どういう感覚ですか? ご自身のなかで何か変わったところはありますか?
「何でも賛否両論あってしかりだと思うんですよね。でも、僕はどうせ賛が一旦来ても後で否が来るんでしょって怯えていました。特に今の世の中そうじゃないですか。なので、そういうことに怯えてましたけど、今は本にも書いた心療内科の先生の言葉もあって、「俺はたいしたことないやつやねん」って。たいしたことないやつが書いてんねんから、間違っていて当たり前やし、その否の意見があって当たり前や、賛があるだけで良くないかっていうところに、この本を書いて至りました」

NON STYLEの石田明さん 書籍『答え合わせ』インタビュー

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