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婦人科医に聞く「閉経後」のこと。更年期の後の老年期にむけて備えたい対策は?

執筆者:夏目 円

婦人科医に聞く、閉経後の話

45歳前後の女性にとって、閉経は決して遠くない未来のこと。閉経後に起こりえることを今から備えておくで、これからやってくる更年期のライフステージを明るく、ポジティブに考えられるはず。そこで、女性の健康に関わる研究や医療を推進する「女性の健康総合センター」の婦人科医・小宮ひろみ先生にお話しを伺います。


【婦人科医に教わる閉経後のからだ】

最後の月経から一年なければ閉経

夏目 日本人の平均的な閉経年齢は50歳前後と言われています。ただ、個人差が大きく、40代で閉経する人もいるそうですね。閉経とは「月経が終わること」と何となくわかっていますが、医学的な定義などはあるのでしょうか?

小宮先生 最後の月経があって1年ないと閉経となります。

夏目 例えば、閉経年齢に近づいて、3か月こなくて翌月にチョロッと月経があった場合、閉経が伸びるということになりますか?

小宮先生 明らかに月経による出血ならば閉経は伸びますが、ただ、月経ではない可能性もあります。閉経前のホルモンは不安定になり、不正出血がおこりやすくなりますが、子宮体がんをはじめとした重要な疾患も考えられますから婦人科で検査をしたほうがいいでしょう。

夏目 閉経時期は個人差がありますが、例えば50歳で閉経した場合、更年期は何歳ぐらいからはじまりますか?

小宮先生 閉経前後の約10年間と定義されているので、45歳から55歳ぐらいが更年期になります。思春期、成熟期、更年期、老年期というように年齢を重ねるごとにライフステージがあり、女性の場合、閉経は更年期を判断する目安になります。

この記事を書いた人

美容エディター 夏目 円

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美容エディター

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美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。

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