婦人科医に聞く「閉経後」のこと。更年期の後の老年期にむけて備えたい対策は?
執筆者:夏目 円
更年期症状と自分で判断することでリスクが生じることも!
夏目 更年期は様ざまな不調に陥ると聞きます。
小宮先生 更年期は女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ることでホルモンバランスが乱れる症状。程度の差はありますが、イライラ、気持ちの不安感、やる気がでない、肩こりや頭痛、ホットフラッシュなど多岐にわたります。
夏目 今まで婦人科に行ったことがないと、敷居が高いように思います。
小宮先生 女性のヘルスケアという点からも不調のままにしないでください。近所のかかりつけのクリニックに行くような気持ちで、婦人科を受診しましょう。更年期症状があるのに我慢する必要はありませんよ。それともうひとつ、更年期症状っていろいろな症状がでますから、自分で判断するのもリスクがあります。例えば、倦怠感が強くでている場合、更年期症状ではなく甲状腺の問題だったということも。
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。