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「婦人科医に聞く」薬によって月経を止めるリスク、閉経後の影響はあるの?

執筆者:夏目 円

月経を止めて子宮内膜症などを治療する薬・ジエノゲスト

子宮内膜症や月経困難症などの疾患によって月経を止める方法のひとつに、ジエノゲストの服用があります。長期服用が可能なことから閉経まで続けている女性も少なくありません。そこで、薬によって月経を止めるリスクや閉経後の影響について、女性の健康に関わる研究や医療を推進する「女性の健康総合センター」の婦人科医・小宮ひろみ先生にお答えいただきました。


【婦人科医に教わる薬で月経を止めるリスク】

月経を止めるジエノゲストとはどんな薬?

夏目 子宮内膜症や月経困難症など子宮の病気で、生理を一時的に止める際に使うジエノゲストとはどんな薬ですか?

小宮先生 黄体ホルモン(プロゲステロン)のみが含まれる薬です。低用量ピルと違って、卵胞ホルモン(エストロゲン)が含まれていません。ジエノゲストは、子宮膜が厚くなるのを防ぎ、子宮内膜症や月経困難症のほか、子宮腺筋症にも効果があります。

夏目 長期間服用しても構いませんか?

小宮先生 1日2回服用し、継続しても構いません。ジエノゲストは長期的な服用が可能なお薬ではあるものの、副作用が起きてないかをしっかり確認しておくことがとても重要で、不正出血が多い、鬱っぽい、頭痛などの副作用があらわれることがあります。定期的に婦人科でさまざまな数値を調べたうえで継続しましょう。

この記事を書いた人

美容エディター 夏目 円

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美容エディター

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美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。

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