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40代の悩みを住吉美紀さんが解決! 漠然とした将来への不安の解消法&親への終活のすすめ方【しあわせの処方箋】

執筆者:GLOW編集部

住吉美紀さん

Aging Gracefully」は人生100年時代を迎えて、より自分らしい生き方を目指す40代、50代を応援するプロジェクト。5年目を迎えた2022年アンバサダーはLiLiCoさんと住吉美紀さん。おふたりがGLOW読者のお悩みにお答え! 住吉美紀さんに人生や社会への漠然とした不安の解消、老齢の親と終活をどう話し合うかについてお伺いしました。


Q1
社会も人生も漠然と将来が不安です

世界の情勢に始まり、日本の経済や政治も不安定。世代的に進学や就職が厳しかった経験もあって、将来に希望が持てず、仕事の先行きも読めません。この先、どんな風に考え、生きていけばいいでしょうか?

自分でできることで
しあわせを積み重ねて

A「ニュースを観ていると不安なことばかりですよね。お気持ち、すごくわかります。個人の努力ではどうにもならない問題に対しては、事実を受け止めつつ考えすぎないことも大事。逆に、自分の行動、判断で変えられる部分でしあわせを少しずつ積み重ねていきましょう。コロナ禍以降は特に「人生一度きり!」と前向きにチャレンジすることが増えました。人は目標に向かって集中する時、すごくポジティブなエネルギーを放ちます。自分が情熱を傾けられることを見つけられたら、不安も紛れると思いますよ」(住吉さん)


Q2
親に終活を勧めたいけれど、嫌がられそう。

親も高齢になり、家や資産の整理など、いわゆる〝終活〞をしてもらいたいのですが、どのように話したらいいのか悩んでいます。まだまだ元気なので、変に拒絶されても困るし。住吉さんならどうしますか?

フラットに話し合い
お互いの考えを知ろう

A「対人関係は、家族であれ「自分とは別の人格」です。「終活をしてほしい」というこちらの希望は、親にしてみれば押しつけになってしまう可能性もあります。愛情、優しさ、心配などが背景にあっても、決して強要はできないもの。わたしが大切だと思うのは、親とも対等に話すこと。老齢の親=弱いものとして自分が守るという上からの目線ではなく、あくまで対等の関係性で考えをフラットに伝え合う。親がしあわせに人生を全うできるかどうかは、「自分が決めたのだから仕方ない」と本人が心から納得できることが大事です。終活にしても、最終的に本人が決断をして、それに対して家族がどうサポートできるか、を探っていくのがいちばん健全なのではないかと思います」(住吉さん)


PROFILE
住吉美紀(すみよしみき)
1973年生まれ。フリーアナウンサー。1996年にNHKに入局し、数々の人気番組を担当。2011年よりフリーに転身。ラジオパーソナリティを務めるTOKYOFMの朝のワイド番組『Blue Ocean』は今年11年目を迎えた。近年は和の文化を追求中。

撮影=目黒智子 取材・文=土谷沙織  ※雑誌GLOW2022年10月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。

この記事を書いた人

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