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「自律神経を整える」疲れがたまったときほど動こう! 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』

執筆者:土谷沙織

朝陽を浴びて自律神経を整える

きちんと休むためには、自律神経を整えることが先決。自律神経の名医といわれる、小林弘幸順天堂大学教授の著書『自律神経の名医が教える究極の休み方』から、心と体の休め方をご紹介! 今回は休日や毎朝取り入れたい習慣について手早く学びましょう。


自律神経が整う、休日の過ごし方

疲れがたまったときほど
動くようにする

一週間の疲れがたまった週末。何もせずに、ほぼ一日中ダラダラと寝て過ごしてしまったなんて経験は多くの人にあるはず。~中略~
とはいえ、何もせずにダラダラと過ごしても、「昼間もたっぷり寝たのに、週明けも体がダルい」などと感じて、結局疲れは少しも取れなかったという経験はないでしょうか。
たまった疲れから回復しようと思ったときに、何もせずに寝て過ごすというのは適切な休み方ではないのです。
自律神経のバランスを整えると、疲れからの回復が早まります。交感神経は日中、副交感神経は深夜に活性化のピークを迎えるので、日中に寝て過ごすと自律神経が乱れて疲れが抜けにくくなってしまうのです。

疲れがたまりがちな週末でも、思い切っていつもの平日と同じような生活リズムで過ごしてみましょう。もちろん、仕事などをする必要はありません。~中略~
やりたかったことをしっかりとやることで、心身ともにリフレッシュすることができて疲労回復に役立ちます。
効率的に疲れを取るためには、平日の仕事や買い物などから帰宅した際の過ごし方も重要です。「疲れた~」と、ほんの少しだけひと休みするつもりでソファに腰を下ろすと、座った途端に疲労感がドッと押し寄せてきて何もできなくなってしまいます。
ソファに腰を下ろすと、体を活動モードにする交感神経がオフになり、休・回復モードの副交感神経が活発になります。そのため、行動を起こすのが難しくなってしまうのです。帰宅後すぐにはソファに座らないようにしてください。~中略~

やるべきことを終わらせていないと、「持ち帰った仕事があるのに手をつけていない」などと気になってしまって、しっかりと心身を休めることができません。
ソファで休憩せずにそのまま動いてやるべきことをやったほうが、ゆっくり休めて疲労感を抑えられるのです。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』  第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣01より)

ダラダラ過ごして疲れが抜けないまま月曜日に突入した経験はありませんか? 自律神経を整えるには、交感神経と副交感神経のリズムが狂わないよう、休日でも日中は身体を動かした方がベターなようです。

この記事を書いた人

女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。

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