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「自律神経を整える」ゆっくり&譲る気持ちが余裕を生む! 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』

執筆者:土谷沙織

譲る気持ちがあれば
ストレスフリーで疲れない

日常生活のなかでストレスを感じやすいシチュエーションのひとつに、行列があります。銀行のATMや人気の飲食店などの行列に並んでいるとき、なかなか列が進まないとイライラしてきます。前に並んでいる人がモタモタしていたら、さらにストレスを感じます。しかし、いくらイライラしたところで、列が早く進むことはありません。ストレスを感じても自分自身が損をするだけなのです。

こんなときこそ、心身をリラックスさせてストレスから自分自身を解放しましょう。深呼吸して、心のなかで「お先にどうぞ」と口にしてみてください。もしあとから来た人がいたら自分の順番を譲ってもいいと考えることで、心のなかに余裕が生まれます。列がなかなか進まなくても、イライラすることはなくなるはずです。
行列だけでなく、「お先にどうぞ」は生活のなかのいろいろなシチュエーションで使えます。自分を優先するのではなく、相手を優先して行動することで、緊張やプレッシャー、ストレスから自分自身を遠ざけることができるのです。
時間に追われる暮らしでは、どうしてもイライラを感じやすくなります。そうしたストレスから解放されるためにも、余裕を持った行動をすることを心がけましょう。
移動のために電車を利用するのであれば、1本乗り過ごしても問題ないスケジュールで行動するのです。時間に間に合わせるため、急いで駅に向かい、電車に駆け込んでいると交感神経が優位になってしまいます。

リラックスした状態をキープするためにも、交感神経を優位にしないようにします。「この電車は混んでいるから、次の電車に乗ろう」と予定を変更できるぐらい、余裕のあるスケジュールで行動するのです。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣09より)

順番も時間も相手に譲っても構わないと思える心の余裕があれば、ストレスフリーで疲れにくくなるはず。余裕のある振る舞いは、きっと40代の大人としての魅力アップにもつながります。


書籍紹介

『自律神経の名医が教える究極の休み方』

小林弘幸教授による、女性のための休み方

順天堂大学医学部教授
小林弘幸

自律神経を整えることで、疲れやだるさから解放され、活力に満ちた毎日を。自律神経の名医・小林弘幸教授が女性のために提案する究極の休み方を解説。
第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣、第2章 日常に安らぎを与えるマインドセット、第3章 休憩を取るための究極の食事術、第4章 休憩につながる究極の運動&マッサージ、第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法、第6章 ベストコンディションをつくる休日の過ごし方の全6章。自律神経を整えることできちんと心身を休ませて元気に! 単行本1650円、Kindle版(宝島社)

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この記事を書いた人

女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。

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