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「自律神経を整える」怒りの感情はどう対処する? 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』

執筆者:土谷沙織

怒りの感情には、見ざる、聞かざる、言わざるが効果的

きちんと休むためには、自律神経を整えることが先決。自律神経の名医といわれる、小林弘幸順天堂大学医学部教授の著書『自律神経の名医が教える究極の休み方』から、心と体の休め方をご紹介! 今回は怒りの感情との向き合い方について手早く学びましょう。


怒りの感情との向き合い方

怒りで老化が加速し
脳に障害を起こす危険

人間のさまざまな感情のうち、怒りほど自律神経にダメージを与えるものはありません。
怒りの感情が湧き上がると交感神経が過剰に働くため、血管が収縮して血液がドロドロになり、末梢血管まで血液が回らなくなります。さらには、血管がダメージを受けて老化が猛烈に加速されます。~中略~

こみ上がってくる怒りは、自分の体のためだと思ってグッとこらえてください。怒りをため込まず、吐き出してすっきりしたほうがいいと考える人もいますが、医学的には誤りです。
交感神経は、怒りの感情を吐き出してから3~4時間もの間、緊張状態が続くことがわかっています。その間、血管が収縮して血流は悪くなり、全身の細胞に十分な酸素が行き渡らなくなります。怒りを爆発させると、体にとても悪い影響を与えてしまうのです。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法05より)

心身ともにマイナスばかりの怒りの感情。怒りが湧き起こらないよう、自分の感情をコントロールすることが大切です。

この記事を書いた人

女性誌を中心にファッション、ライフスタイル、著名人インタビュー等のページを執筆。30代半ばでヨーロッパに語学留学をして以来、英会話レッスンを日課にしている。

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