「自律神経を整える」怒りの感情はどう対処する? 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』
執筆者:土谷沙織
怒りを爆発させないようにするとともに、そもそも怒りの感情が湧いてこないよう、怒りのトリガーを回避するようにすることも大切です。そこで心にとどめておいてほしいのが、日光東照宮の「三猿」=「見ざる」「言わざる」「聞かざる」です。
まず、あなたの心を乱しそうな他人の言動は見ないようにします(見ざる)。そしてネガティブな話題や悪口の輪には入らないようにし、もし耳に入ってきたとしても聞き流します(聞かざる)。さらに、もっとも心がけたいのは、怒りの感情を口に出さない「言わざる」です。
もし相手に重大な問題があって、今後のために言っておいたほうがいいと思うのなら、少し時間をおいて冷静になってから穏やかに話をしましょう。そうすることで自律神経が怒りによって乱されることを防げます。~中略~(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法05より)
自分の心を乱すものは見ざる、聞かざる、言わざるで回避して、いつもニコニコ笑顔で過ごすことが本質的な休息には大切!
書籍紹介
『自律神経の名医が教える究極の休み方』
順天堂大学医学部教授
小林弘幸
自律神経を整えることで、疲れやだるさから解放され、活力に満ちた毎日を。自律神経の名医・小林弘幸教授が女性のために提案する究極の休み方を解説。
第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣、第2章 日常に安らぎを与えるマインドセット、第3章 休憩を取るための究極の食事術、第4章 休憩につながる究極の運動&マッサージ、第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法、第6章 ベストコンディションをつくる休日の過ごし方の全6章。自律神経を整えることできちんと心身を休ませて元気に! 単行本1650円、Kindle版(宝島社)
- 1
- 2
この記事を書いた人
関連記事