「自律神経を整える」上手な孤独と癒やされ方! 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』
執筆者:土谷沙織
きちんと休むためには、自律神経を整えることが先決。自律神経の名医といわれる、小林弘幸順天堂大学医学部教授の著書『自律神経の名医が教える究極の休み方』から、心と体の休め方をご紹介! 今回は孤独との向き合い方、おすすめの癒やされ方について手早く学びましょう。
怒りの感情との向き合い方
孤独にも2種類あり
上手な孤独は心身を豊かにする
「孤独」と聞くと、「さびしい」「つらい」といったマイナスの感情を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、一概にそうとはいえません。本人の気持ち次第で、むしろ心身にいいものとなることもあります。
たとえば「平日のランチタイムはひとりで過ごす」ことをルーティンとしている人がいるとします。毎日同僚とランチを取る人からすると、さびしく過ごしているように見えるかもしれませんが、本人にとっては、音楽を聴いたり本を読んだりしてリラックスできる至福の時間。午後の仕事のためにエネルギーをチャージするこの時間があるからこそ、心身のバランスを保てるのかもしれません。
自分の軸をしっかり持っていれば、それを貫くことによって生まれる「孤独」は決して悪いものではないのです。それどころか自分の生活をより豊かにするために必要なものであるといえるでしょう。
「孤独はよくない」という固定観念から、無理してコミュニティを広げる、友だちをつくるといった行動は、かえってストレスを与えることになります。今のままで楽しく過ごせているのであれば、孤独を上手に使えている証拠です。焦らず、自分のペースを崩さないようにすることが大切です。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法13より)
自分の軸を貫いて生まれる孤独はいいもの。焦らず、自分のペースを崩さないようにすることが大切です。
この記事を書いた人
関連記事