非効率な営業のノウハウが親子関係・人間関係に効く！「周囲に宣言すること、やってみることが大事」【著者インタビュー】

40代女性にこそおすすめしたい「5分間の行動」

──行動することの大切さはわかりつつ、忙しくて「時間がない！」と思っている女性は多いと思います。黒田さんは本の中で「5分間でも行動する」とおっしゃっていましたが、実践する上で具体的なコツを教えてください。
「とにかく、5分でもいいから動くこと、それしかないです（笑）。“まとまった時間が取れない”と言う人が多いですが、僕自身もそんな時間ないです（笑）。でも、“5分で何かやる”と決めれば、必ず行動は変わります。そんなの当たり前と思うかもしれないけれど、読書なら1ページ読むことで、『もっと読もうかな』ってスイッチが入るんですよ。英語の勉強も同じ。僕は『今日は無理だな』と思う日でも、とにかくやります。時間が5分でも10分でもいいんです。その5分間を“動画を見る”じゃなくて、“行動にあてる”。それだけで、気持ちがまったく違って、“やった”実感が生まれます。5分で完了しないとしても、まず5分手を付けてみるだけで前進します。そして、それを積み重ねることで、習慣になっていきます。“やらなきゃ”と思うとプレッシャーになりますが、“ちょっとだけ”なら続けられますよね。仕事だけじゃなく、きっと家事もそうだと思うんです」

-——家事にも使えるんですか？
「僕の話を聞いた友人が『まず5分動いてみるのっていいらしいよ』って、奥さんに話したそうなんです。そうしたらちょうどその時、奥さんは小学生の子どもの手提げ袋をミシンで作る必要があったらしくて。面倒でずっと後回しにしていたらしいのですが、そこで「とりあえず、5分間だけやってみよう」と思って始めたら、あっという間に終わったそうなんです。この“5分間だけ動いてみる”の効果に、奥さんはびっくりしたそうです。たとえ5分で終わらなくても、“5分だけ”と思うことが、手を付けるきっかけになるんですよね」