非効率な営業のノウハウが親子関係・人間関係に効く! 「周囲に宣言すること、やってみることが大事」【著者インタビュー】
執筆者:杉嶋未来
自分にフォーカスし、成果を求めない
──ノート術の肝は「自分にフォーカスすること」なんですね。
「そうです。僕も以前は“どうせ失敗する”とか“どうせ企画は通らない”とか、“自分ではどうにもならないこと”を理由に行動をためらうことがあったんですよ。でも、あるとき気づいたんです。“行動するためには、自分ができることに集中するしかないんだ”って。これって、家庭でも仕事でも全部一緒です。子どもに本を読んでもらいたければ、親が本を読む姿を見せる。勉強してほしければ、親が勉強する姿を見せる。部下に仕事をしてほしければ、誰よりも一生懸命仕事をしている姿を見せる。“相手を変える”んじゃなくて、“自分がどう動くか”を決めることが、一番大事だと思います」
──「悩む前に動く」ってことなんですね。
「悩んでも答えは出ないけど、動けば何かしら結果が出ますから。行動のためのノート、すごくおすすめです」
仕事もプライベートも「非効率」を恐れずに楽しんで!
──最後にメッセージをお願いします。
「何でも“効率化”されている今だからこそ、“非効率”が実は一番心に届くと思うんです。時間や手間がかかっても、誰かのためにちょっと立ち止まって、声をかける。それが、家族にもチームにも“信頼”を生み、自分自身も『やってよかった』と思える瞬間がきっと来るはずです。だからこそ、仕事もプライベートも“非効率”を恐れずに楽しんでほしいなと思います。子育てに仕事に、自分の時間に……と忙しい女性にこそ、“成果にこだわらず、まずはやる”というマインドを持ってほしいですね。5分でもいい、1ページでもいい。やりすぎず、やらない日を作らない。それが自分にも、家族にも、チームにもいい影響を与えると思います。『私、これやってみる!』と宣言してみてください。宣言さえすれば、きっと家族も、仲間も応援してくれますから」
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