【40代からの老後資金2000万円問題を考える】共働きか、独身かで年金額に差がある⁈お金のプロがアドバイス
執筆者:夏目 円
老後2000万円問題が話題になりましたが、実際、老後に向けて、いくらのお金を準備すればよいのでしょう。楽しい老後生活、安心な介護生活に向けての必要なお金と準備方法を日本生命・佐藤智子さんにうかがいました。
目次
40代から考える、親の介護・老後問題
老後資金2000万円問題。実際に必要なお金はいくら?
老後の生活とは、仕事を辞めて給料などが入らなくなり、生活費を公的年金で賄う生活をイメージするといいでしょう。そうなると、「自分やパートナーが一体いくらの公的年金を受け取れる予定なのかをまず把握することが大切です」(佐藤さん)。公的年金は会社員の場合、老齢基礎年金と老齢厚生年金の2種類を合計した額を受け取れますが、自営業の場合、老齢基礎年金のみの受け取りとなるのが一般的です(詳しくは次ページ参照)。
また、入ってくるお金に対して、いくらのお金が出ていくかを知ることも大切です。「入ってくるお金(1ヶ月分の公的年金)―毎月の生活費」が差額ですので、不足分は現役時代から蓄えておくと安心です。「いくら不足するかは、年金額、ライフスタイル、そして何才まで生きるかによっても違ってきますので、様ざまなケースを想定して、2000万円という数字にはこだわらず、自分仕様の老後資金づくりを心掛けることが大切です」(佐藤さん)。
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。
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