「自分の直感を信じる」吉田羊が語る【人生の正解とは?】|40代インタビュー
執筆者:夏目 円
現在公開中の映画『遠い山なみの光』で物語のキーパーソン、イギリス時代の悦子を演じている吉田羊さん。役作りでは語学学習に励み、撮影先のイギリスではクランクイン前からホームステイをして語学力をさらに磨いたそう。作品に対する想い、そして分の人生を前向きに、自分らしく生きる秘訣を伺いました。
目次
吉田羊さんインタビュー
映画『遠い山なみの光』出演。滞在したイギリスが愛すべき場所に
シャツドレス22万3300円(ロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス) パンツ(スタイリスト私物)
物語のキーパーソン、イギリス時代の悦子を演じる
全国公開中の映画『遠い山なみの光』では、1950年代の長崎と1980年代のイギリスを生きる3人の女性が描かれている。吉田さんは、物語のキーパーソンであるイギリス時代の悦子を演じた。
「この映画のオーディションのお話をいただいた時、悦子は長崎で被曝した女性という設定だったので、わたしの父も長崎生まれで5歳の時に被曝をしていたというルーツに特別なご縁を感じずにはいられませんでした。だから、わたしにしか抱けない思いを役にいかしたい、と願ったのです。今年は戦後80年という節目の年です。この物語の根底に流れているのは、戦争、原爆、女性の生き方、親子、夫婦のあり方など、現代人にも共通するテーマです。映画を観た方が心に残ったものをそれぞれにそっとお持ち帰りいただければ、とてもうれしいです」
この記事を書いた人
美容ライター。2023年4月よりメルボルンに移住、シティからトラムで20分、ビーチから徒歩10分という絶好のロケーションのアパートに娘と二人暮らし。50歳にして味わう初体験の数々に驚きと戸惑い、さらに興奮を隠せない日々が続くも、第二の人生をとことん楽しんでいる。母娘移住のきっかけ、日常のあれこれは毎週金曜日「note」にて更新中。