【草彅剛】主演、舞台『シッダールタ』が2025年11月より上演──“悟り”をめぐる魂の巡礼
執筆者:GLOW編集部
“自己”と“真理”を問う巡礼の物語──『シッダールタ』とは?
舞台の原作となる『シッダールタ』はドイツ文学を代表する作家、ヘルマン・ヘッセによる小説。古代インドを舞台に、真理を追い求める青年シッダールタが悟りに至るまでの道のりを描いた、精神性の高い哲学的作品です。
第二次世界大戦、混迷するヨーロッパ社会、そして自身の内なる問い――
混沌とした時代を背景に、宗教とは何か、他者とは、そして“わたし”とは何かという問いを投げかけたヘッセの思想は、今を生きる私たちにも通じる強度を持ちます。
長田育恵 × 白井晃 × 三宅純──異彩放つクリエイターたちの邂逅
本作の脚本を手がけるのは、NHK連続テレビ小説『らんまん』でも注目を集めた長田育恵。壮大な原作世界を現代の視点で捉えなおし、「今、わたしたちはどう生きるのか?」という問いを静かに、鋭く投げかけます。
演出を務めるのは、劇場芸術監督として数多くの実験的な舞台を手がけてきた白井晃。長田との初タッグとなる今回、世界情勢が揺らぐ今だからこそ表現できる“思想の旅”を舞台上に立ち上げます。
音楽は、国内外で高い評価を得る作曲家三宅純。視覚と聴覚が融合する唯一無二の世界が広がります。
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