【体験レポ】パワハラ上司、DV夫etc……最強の縁切り神社で人生をリセット。京都市・安井金比羅宮へ参拝！

縁切り……、それは「もう顔も見たくない」、「できれば一生会いたくない」という感情の果てに辿り着く人生の、いや魂の断捨離。酸いも甘いもの人生を乗り越えてきたあなたにも「二度と会いたくないあの人」が一人はいるかも⁉　今回はそんな「縁切りしたいモヤモヤする相手」を抱えている全ての人におすすめしたい京都市にある安井金比羅宮でのリアルな体験談をご紹介します。

「縁切りしたら人生が変わったの！」。久々に会った友人の第一声は衝撃的でした。長年パワハラ上司の下で耐えに耐え、働き続けていた彼女は、ある日すべてを手放す覚悟を胸に京都へ。安井金比羅宮で祈願を済ませると、驚くほどスムーズに希望の会社へ転職が叶い、瞬く間に退職。
ただし本人曰く「縁切りは、こちらにも痛みを伴う」と。人を呪わば穴二つ──縁を切った相手だけでなく、自分も何かしらのダメージはある。それでも彼女が笑顔で新しい道を歩んでいる姿を見れば、神の采配に思わず畏敬の念を抱かずにはいられません。

占い師として数多くの相談を受けるなかで、元彼のストーカーで警察沙汰になった方やDV夫に悩む主婦など……、関係を断ち切りたい人がいる方々に安井金比羅宮を勧めてみたところ「参拝から半年でストーカーが自然に去った！」 「離婚が成立した！」 「モラハラ上司が異動になった！」という報告が相次ぎ、現地点でほぼ100%の縁切り成功率を記録中。

実は私も、曖昧な関係に振り回されていました。デートの翌日には別の女性と歩く姿を目にしてしまう──そんな彼に、胸のざわつきは募るばかり。「この腐れ縁は断ち切らねば」と安井金比羅宮へ。祈願を終え、縁切り碑をくぐった瞬間、胸の重石は確かに軽くなりました。ところが帰りの東京駅で、まさかの本人と遭遇。すっかり悪縁を断ち切ったつもりでいた私は、呆然とするばかり。

しかし、一緒に行った友人はすっきりと縁切り成功。ならばもう一度と、今度は気合を入れて着物で参拝しました。ところが参拝直後、新しい男性とのデート中に、またしても彼と遭遇。――その瞬間、胸に浮かんだのは諦めにも似た悟り。「これは、神様ですら切れない縁なのだ」と。

人との関わりは、相手を映すだけでなく、自分自身の癖を照らし出す鏡でもあります。繰り返されるすれ違いや摩擦は、互いの未熟さや課題を示すサイン。縁切り神社で授かったメッセージはこうでした――「終わっていない関係は、神様でも切れない」。

もっとも、安井金比羅宮は縁切りだけでなく、良縁を結ぶ神社でもあります。ならば、その縁は“まだ学びきれていないもの”として与えられたもの。私は腹を括り、悪いパターンを手放す覚悟を決めました。自分を変える決意をして彼と向き合ううちに、深い会話が生まれ、関係はかつてとまるで違う姿へと変化していったのです。

結局のところ、ご縁とは切るものではなく、“納得するまでやり切るもの”。縁切りとは、他者との決別ではなく、自らの覚悟を問うための儀式なのかもしれません。

安井金比羅宮は、決して呪いの神社ではありません。心の整理を促す神聖な空間です。大切なのは、縁を切るかどうかではなく「自分がどのように向き合いたいのか」という覚悟。縁を断ち切って軽やかに進むのもよし、切れない縁と共に成長するのもよし。その選択を委ねられたとき、人は本当の意味で自由になるのではないでしょうか。人間関係でモヤモヤする気持ちがある方は、一度訪れてみるのはいかがでしょう？

京都府京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
拝観時間：境内自由（終日参拝可能）　授与所：9:00〜17:30
「縁切り・縁結び」のご利益で全国的に有名。特に人間関係や悪習慣、病気・災難との縁を断ち、良縁を結ぶとされる。