• Culture

GLOWの
記事をシェア

【話題の舞台】ファッション、デザイン業界で話題の『PLAY』 by Alexander Ekmanをレポート|GLOWブロガー菅沼伊万里さん

執筆者:菅沼伊万里

子供時代の遊び心を思い出すための旅『PLAY』

待望のAlexander Ekman 『P L A Y』来日! 6万個のボール

待望のAlexander Ekman 『P L A Y』来日!

今回Ekmanのテーマ『PLAY』は、シンプルなテーマと構成になっているのでわかりやすく、第一幕は子供時代をイメージした無邪気でナチュラルな好奇心から発生する“遊び”、対照的に第二幕では大人になり“遊び心”を消失し、真面目でつまらないルーティンに疲弊する世界を表現していました。第二幕の静かで落ち着いたシーンでさえ、衣装や照明がオシャレなので飽きることなく、あっという間のエンディングでした。
舞台構成も、前半では舞台上でダンサー同士が遊んでいましたが、気づけば最後は観客も出演者も皆お祭り騒ぎで、大小ボールの投げ合い…まるでフェスのラストのようなカーテンコール!  皆をワクワクさせて、時には核心をつくような、「大人ってなんで自由じゃないの?」と私達に問いかけてくるEkmanの作品でした。

まさかのEkmanにバッタリ!

Alexander Ekmanにバッタリ♡

休憩終わり頃、会場で偶然にもEkman本人がフラフラ〜と歩いていたので、声をかけて少しお話をさせてもらいました。ちょっと興奮しすぎてお話というより自分の思いのたけを伝えることで一杯一杯になってしまいましたが。それでも、「東京が大好きだよ!」とニコニコ答えてくださいました。あんなに大胆なユーモアたっぷりの作品を作るのに、ご本人はちょっと人見知りな奥ゆかしい方で、それもまたチャーミングでした。(私が勢いよすぎて引き気味だった可能性も否めませんが…)

未知なる分野は3回チャレンジを!

感想はそれぞれ!

今回誘った友人達も皆が「わかりやすかった!面白かった!オシャレだった!」と初体験の舞台に興奮していました。難しく考えずに、「かわいい」「オシャレ」という自分なりの感覚で気軽に見て欲しいと思っていたので、それぞれの視点がバラバラだったのもこの作品の良さだったなと思います。
歌舞伎にしろジャズにしろ、「私にはちょっと難解かな?」と思うものでも、なんでも3回行ってみれば、見どころが徐々にわかってくるので、大人の教養として、是非未知なる世界にトライして欲しいなと思います!

 

この記事の画像一覧

  • 『PLAY』 by Alexander Ekmanを見に
  • Alexander Ekmanの作品を見にパリやドレスデンまで行ったことも
  • Alexander Ekmanの作品を見にパリやドレスデンまで行ったことも
  • 待望のAlexander Ekman 『P L A Y』来日!
  • 待望のAlexander Ekman 『P L A Y』来日! 6万個のボール
  • 待望のAlexander Ekman 『P L A Y』来日!
  • Alexander Ekmanにバッタリ♡
  • 感想はそれぞれ!

この記事の画像一覧を見る(8枚)

この記事を書いた人

アートディレクター & 振付家 菅沼伊万里

EDITOR

アートディレクター & 振付家

執筆記事一覧を見る

2001年ロンドン留学中にコンテンポラリーダンスカンパニーTheBambiest発足。以後国内外にて舞台演出以外にもM V、イベント、映画、C Mなどジャンルレスに演出振付活動開始。
2025年に大人のためのダンスラボNeuffを立ち上げ自主企画も行っている。
ファッションとアートに関わる仕事が多く、日頃作品のリサーチをする中で、人、物、場所、食などの発見を綴る。
 

記事一覧へ戻る

GLOWの記事をシェア!