【試着レポ】カシミア級に暖かく通気性バツグン無印良品「MUJI Labo」の“ヤクニット”がこの冬の主役に|40代おしゃれ
執筆者:GLOW編集部
知っておきたい、ヤクという素材のこと
ヤクとは、チベット高原やモンゴルなど、標高3000メートルを超える厳しい寒冷地に生息する牛科の動物。−30℃を下回る過酷な環境でも生き抜くため、体は長い毛に覆われています。その毛の内側、肌に近い部分に生える細く柔らかな“うぶ毛”が、ヤクのニットの原料です。この産毛は、カシミヤとほぼ同等の細さ(約16〜20ミクロン)を持ち、保温性に優れるだけでなく、湿気を吸っても蒸れにくいという特徴があります。
さらに弾力があり、使い込むほどに繊維がなじんで、柔らかさが増していくのも魅力。「軽くてあたたかいのに、毛玉になりにくく、自然なツヤがある」——そんな“長く愛せる上質さ”を兼ね備えています。MUJI Laboのヤクニットは、漂白や染色を行わず、ヤク本来のブラウンやグレーをそのまま生かしたナチュラルカラーが特徴。化学処理を最小限にとどめることで、環境負荷を抑えながら、素材そのものの温もりと風合いを堪能できます。
ムジラボ(MUJI Labo)について
〈ムジラボ〉は、年齢や性別、トレンドを超えて、
“誰もが心地よく、長く着られる服”を提案する無印良品の実験的ファッションライン。
自然素材や再生技術を取り入れ、地球にも人にもやさしいデザインを追求。
シンプルの中に確かな美意識が息づく、現代の「ニューベーシック」です。
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