カラーセラピーで大人のメンタルをケア！　カラーセラピスト・スタイリスト岩崎聡美さんに教わる色おしゃれ

カラーセラピーは、心の問題に必要な色を日常生活に取り入れ、その色を見たり触れたりすることで心理状態をよくしていくもの。色を見ることで、多種多様なイメージを思い浮かべ、そのイメージがメンタルに作用します。音楽を聴くのと同じで、右脳に直接働きかけるので、人が着ているものや街の風景からも効果が得られるんです。気になる色や好きな色を日常に取り入れることで、気持ちが穏やかになったり、前向きになったり、元気が出たり。逆の作用もあるので、興奮気味の時に静めるためにも使えます。ポイントは自分の気持ちのままに素直に取り入れること。第一印象でいいなと思った色が必要な色、ということもあるので、気になった色の作用を調べてみるのも、今の自分を知るきっかけになりそう。不調が増えるGLOW世代はぜひ色の作用を取り入れて！

色の力を意識的に取り入れると、毎日のごきげん度や疲れ方が違ってきそう。服でも、バッグや靴・財布などの小物でも、インテリアでも大丈夫。会う相手や職場の人など、周囲にも影響をもたらします。

ピンク：女性らしさの象徴で、優しい気分や幸福感をもたらす。女性ホルモンの分泌を活発にし、精神を安定させる効果が。淡いトーンは穏やか、ヴィヴィッドは華やかさをより強く感じさせる。来春にむけて白が多めのベビーピンクに注目！！

グリーン：植物が持つ自然の色なので、安心感や安定感があるグリーンはリラックス作用があります。今年の夏に大流行したケリーグリーンは、リラックス効果のグリーンにフレッシュさやみずみずしさのあるイエローが入ったもので、若々しさを与える効果がありヒットしたのかも。

赤：生命力あふれる血液の色。力強さに直結します。交感神経を刺激し、活動的にする作用があるので、身につけるとエネルギーや自信を与える。興奮作用もあるので、疲れている時は抑えめに。

ブルー：鎮静効果があり心拍数を下げると言われる。冷静さや頼れる印象に繋がるので、大事な仕事の時は身につけるといいかも。落ち着いて寝やすくなるよう、ベッドルームに取り入れるのも◎。ブルーが濃くなったネイビーも、黒ほど強くなくそれでいて信頼感のある色。

白：浄化やクリーンを表す白は、清潔感たっぷり。他の色に影響されない気品があり、凛とした雰囲気になります。

黒：色の中で一番強い色。高級感や重厚感、威厳のあるカラーで、気持ちを冷静にする。

イエロー：ほがらかさやフレッシュさを象徴し、気持ちを活性化させてくれる。瑞々しい印象があるけど、ヴィヴィッドなものは時として元気すぎて周囲を圧倒してしまいそう。GLOW世代は淡いイエローくらいがちょうどいい。

ブラウン：土や木など自然界にある色だから、おだやかさや安心感の象徴。見ると居心地の良さを与える。ブラウンが薄くなったベージュは、さらに柔らかい印象が加わる。

オレンジ：家庭的な印象や、社交性を示すのがオレンジ。場の雰囲気を明るく楽しく盛り上げます。友人と会話を弾ませたい時、また食事の時に食器やテーブルウエアで取り入れると◎。

濃い色を着がちな冬は、アウターから靴やタイツまで全身黒、全身グレーになって「防寒優先の手抜き感～」となぜか落ち込みがち。服が黒やグレー、ネイビーなどのダークカラーの場合、小物やコンパクトなカーディガンなどでヴィヴィッドカラーを取り入れると明るい印象になります。ヴィヴィッドはちょっと、面積多めも気恥ずかしい、という場合はハイネックのインナーで薄いピンクやラベンダーを取り入れてみて。着こむ冬こそ色で遊べます！　メイクやネイルもきちんと！　

ナイロンが入って軽量＆縦シボが特徴のコットンブラウス。首が美しく見える絶妙なスタンドカラー。胸元にはきれいなタックが入っているので、のっぺり感がなくきれい。しわなどを気にせずに着られること、INでもOUTでも着られるので、Tシャツ感覚で着られる。色は大人の肌をきれいに見せるウォームピンク、ウォームベージュ、ネイビー、ソフトホワイトの4色。各1万2000円（イロプライム）