【知るべきお金のこと】2024年NISAが変わります! 税金がかからないってとっても助かる!
執筆者:GLOW編集部
2024年からNISA(小額投資非課税制度)が新しくなる予定。ちなみにNISAとは、イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAということで、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)なのだそう!
2024年から導入予定の新NISA、先行者利益を取りこぼさないよう今年から始めて!
NISAのポイントは❶国の❷税制優遇を使って❸投資商品で資産形成をしていく、です。投資の分配金や譲渡益には20%の税金がかかりますが、NISAを使えば非課税。
ただし、投資枠には上限があり、来年からの新NISAの投資枠は、無期限&生涯で1800万円。現在のつみたてNISAの枠、最大800万円(年間40万円×20年間)と比べてみると、「次元の異なる少子化対策」にならっていえば、「次元の異なる投資へのテコ入れ」です。現行の制度との併用も可能なので、今年までに現行のNISAを始めた場合は、その枠は使い続けられます。枠をめいっぱい使える先行者利益を取りこぼさないために、今年からスタートするのがよいでしょう!
【iDeCoのことも知っておきたい】
NISAと同列で語られがちなのが、iDeCoですが、NISAとiDeCoは全然違います。最も大きな違いは、iDeCoには元本保証の商品があること。たとえば、年収500万円の人が毎月2万円の元本保証の積立をした場合。ふつうの銀行口座で積立をした場合は、税金の優遇はありません。一方、iDeCoの口座で積立をするだけで、積立金額を収入から差し引いて税金を計算してもらえるので、毎年4万8000円税金が安くなります(※住民税2万4000円+所得税2万4000円、扶養親族なしの場合)。定年までの20年、毎年約5万円税金が安くなると、その差は100万円! かなり大きいと思いませんか? ただし、iDeCoは老後資金専用の口座なので60才まで引き出しができません。反対にいえば、60才まで引き出しができないので、強制的に自分年金を積立するには最適な口座なのです。
※雑誌GLOW2024年4月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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