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【映画】6500万年前、巨大隕石衝突寸前の未知の惑星に宇宙船が墜落する……5/26公開『65/シックスティ・ファイブ』【伊藤さとりのシネマでぷる肌‼】

執筆者:伊藤さとり

映画パーソナリティ・心理カウンセラーの伊藤さとりさんが、お肌も心もぷるっと潤う映画を紹介する連載。今回は『65/シックスティ・ファイブ』。未知の惑星に墜落した宇宙船で生き残ったのは2人だけ、ということでメインの登場人物は2人だけ。そして場所は6500万年前の地球だった……。


6500万年前の地球に不時着した宇宙船、そこにはもちろん恐竜が……

声や立ち姿から色気を感じる俳優っているじゃないですか。そのひとりとして名が上がるのがアダム・ドライバーです。決して『スター・ウォーズ』シリーズが好きだから、カイロ・レンを演じたから、というだけではないですよっ。だって『マリッジ・ストーリー』や『ブラック・クランズマン』、『アネット』など、良質な作品に出ているのは確かで、どの役もセクシーでしたよね?

しかもカイロ・レンを演じて証明されたコスチュームも似合う俳優。そんなアダム・ドライバーの魅力によって15歳のアリアナ・グリーンブラット(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』幼少期のガモーラ役)と登場人物ほぼ2人だろうが楽しめるサバイバル・スリラーが『65/シックスティ・ファイブ』です。

ちなみに「65」という数字は、今から6500万年前の地球を指していて、アダム・ドライバー演じる宇宙探査をしていた主人公が不時着したのが“そこ”ということ。その頃の地球は白亜紀で恐竜が生息しているんですが、ちょうど巨大隕石衝突で恐竜が絶滅したのもその時代でした。とここまで書けば一体、どんな物語かは察しがつくはず。

まさに“恐竜好き”の永遠のロマンと言える人類の歴史をSFアドベンシャーで描き出した『65/シックスティ・ファイブ』。もしやこの恐竜はティラノサウルス?これはプテラノドン?ヴェロキラプトル?と想像しながらも少し形態の違うあくまで映画オリジナルの恐竜が登場する本作。きっと監督であるスコット・ベック&ブライアン・ウッズ(『クワイエット・プレイス』脚本家&原案)が大の恐竜ファンなのだろうし、製作のサム・ライミは『スパイダーマン』シリーズで知られつつも、そもそもホラー映画『死霊のはらわた』などを手掛ける心臓バクバクものを好む監督。だからか、本作は彼らが描きたかったであろう自分達なりの人類滅亡タイムリミット・アクションに仕上がっているわけです。ちょっと刺激強め、だけどあっという間に見られる「SF×恐竜」サバイバル。カップル、もしくは恐竜好きでちょっと怖いのも大丈夫なお子さんと映画館へのお出かけにオススメしたい作品です。
――伊藤さとり

5月26日(金)より全国の映画館で公開!
『65/シックスティ・ファイブ』

【あらすじ】未知の惑星に墜落した宇宙船。生き残ったのはたった2人。話す言語が違うミルズと少女コア。未知の生物、噴火、底なしの沼、自然の脅威。2人にとっては“得体の知れない”その惑星こそ、地球の6500万年前の姿だった。何が存在し、何が起こるか分からない恐怖、わずかな武器と食料しかない。絶体絶命の危機が訪れる。そして6500万年前といえば恐竜がいて、巨大隕石の衝突により氷河期になり絶滅……。その隕石の衝突がやって来る……。

監督・脚本:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
プロデューサー:サム・ライミ 
出演:アダム・ドライバー アリアナ・グリーンブラッㇳ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメンㇳ

映画『65/シックスティ・ファイブ』オフィシャルサイト

この記事を書いた人

映画評論・映画パーソナリティ・心理カウンセラー 伊藤さとり

映画評論・映画パーソナリティ・心理カウンセラー

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邦画、洋画問わず年間500本以上の映画を鑑賞。映画舞台挨拶や完成披露会見等のMCを数多く担当している。また、心理学的な視点からも映画を解説。12月に新著は『映画のセリフで心をチャージ 愛の告白100選』(KADOKAWA)。「ぴあ」、「otocoto」でのコラム連載や、YouTube「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」、「めざましテレビ」「ひるおび」での映画コーナー等、幅広いメディアで映画を紹介。映画と、映画に関わる全ての人々を愛してやまない映画人。

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