【薬膳レシピで健康に！】通年飲みたい超簡単チキンスープ、イライラ解消いかサラダ【薬膳料理家・栫英子さんに教わります】

「チキンスープは一年を通して取り入れたい、血行改善のイチオシ料理。鶏肉としょうがと長ねぎだけでとてもカンタンに作れておいしいですし、作り置きもできる。また、春は血行や自律神経が乱れやすい時季。そうしたプチ不調を整えるのが春に出回るたけのこやタラの芽、ふきのとう、うど、セリなどの強いアクや独特の苦味がある食材。苦味は体を目覚めさせてくれますし、自律神経を整える効果も。冬の間に体内にこもったよけいなものをデトックスする作用もあります」（栫さん）

鶏肉は血を増やして女性の体を整える他、「気」を補う、疲労回復、体力増強、食欲不振を改善する効能も。しょうがは血行促進、食欲不振の改善、初期の風邪に。長ねぎは「気血」の巡りを改善する他、関節痛・頭痛も改善。また、しょうがと長ねぎはともに冷え症を改善します。この3つを組み合わせたスープは血行アップにうってつけです。

【作り方】
1.沸騰させたお湯に鶏肉を入れ、表面が白くなったら引き上げ、流水で表面をさっと洗う。
2.しょうがはよく洗って皮付きのまま薄切りに、長ねぎは食べやすい大きさに切る。
3.鍋に下茹でした鶏肉、水、しょうが、長ねぎ、料理酒を入れて強火にかけ、沸騰したらアクを取り除き、弱火で20分煮込む。
4.塩で調味する。薄味に仕上げるとスープベースとしてアレンジしやすい。

「血」を補ういかと、体にこもった熱を取り除いて水分代謝を促すたけのこ、血行を改善する菜の花、クレソン、玉ねぎを合わせたサラダ。梅肉ソースの梅は毒素を排出してイライラをおさえ、酢とオリーブオイルには血液をサラサラにする効果があります。クコの実があれば、甘酢につけてトッピングすると「気」と「血」を補えて血行を倍増できます。

【作り方】
1.いかは内臓を取り出し輪切りにする。たけのこは下茹でし（水煮でも可）、食べやすい大きさに切る。
2. 菜の花はサッと茹で、食べやすい大きさに切る。玉ねぎはスライスし、クレソンは食べやすく切る。
3.フライパンにオリーブオイルを引き、1のいかとたけのこを入れ、塩を振りサッと炒める。
4.お皿に2を盛り3をトッピングする。5 梅肉ソースの材料をよく混ぜてサラダにかける。梅肉ソースはブレンダーにかけるとなおよい。