【森田敦子さんに聞く更年期!】女性ホルモンを整え、髪の健康を取り戻すには植物の力とオイルの力! 「薄毛や白髪はホルモンバランスのゆらぎから」
執筆者:GLOW編集部
植物療法の第一人者である森田敦子さんに、更年期を軽くする8つの方法をお伺いしました。Tips3、4は女性ホルモンを整えるための植物の力&オイルの力について。
☑髪や肌の再生を促す植物の力!
髪が薄くなる、 細くなる、 白髪が増えるといった変化はヴィーナス期の初期から出やすいかもしれません。 ホルモンバランスのゆらが大きく影響するところだからです。私が髪を取り戻すために使い続けてきて、今でも続けているのがスギナ (ホーステール)やクワ (マルベリー)、高麗人参、西洋サンザシ (ホーソン)。 特に二酸化ケイ素などのミネラルをたっぷりと含んでいて髪や肌の再生を助けます。 スギナはハーブティで1日に1~2杯飲むと白髪の予防ケアにも。 女性ホルモン様の成分や、良質なオイル (オメガ3)も合わせて摂ると、よりよいです。
土壌や地質にもこだわったバイオ植物療法で誕生!
つくしが成長したハーブで和名はスギナ。緑茶のような香りと草っぽい味が特徴。シリカを含んでいる。enherb ホーステール 15g 495円(enherb)
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水やお茶に混ぜたり、舌に垂らしてもOK
健康で美しい髪、爪のために不足しがちな成分に着目し、スギナや桑(マルベリー)、高麗人参&西洋山査子(セイヨウサンザシ)を黄金比で配合。水やお茶に混ぜるかヨーグルトなどにかけて。Waphyto インナーリキッド バイタル 30g(約30回分)6210円
【ホルモンの原料「オメガ3」は夕方に摂る!】
女性ホルモンの原料は油ですから、バランスよく油を摂ることはとても大切です。中でも体内で合成できないうえに不足しやすい不飽和脂肪酸のオメガ3が大事。また、不飽和脂肪酸は睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの材料になり、メラトニンは睡眠中に出る成長ホルモンの原料となって新しい細胞作りに影響します。新しい細胞を作る際にオメガ3が使われることを考えると、オメガ3は夕方以降に取るのが断然いいのです。
左:カナダ産オーガニック亜麻仁の種子を低温圧搾。オメガ3脂肪酸を約60%含有。有機亜麻仁油(フラックスシード) 237mL 1944円(アムリターラ) 右:中身が酸素に触れないボトルを採用し新鮮。オメガ3脂肪酸を約60%含有。maruta国産えごまオイル 100g フレッシュボトル 2160円(太田油脂)
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いわしやぶり、鮭にもオメガ3が含まれている
小型の魚(いわし、さば、あじ、サンマ)だけではなく、ぶりや鮭、まぐろでもOK。脂ののった旬の魚がよい。
Tips1~2デリケートゾーンのケア、女性ホルモンをサポートする、はこちらから!
Tips5~8も追って公開します!
【教えてくれたのは】
植物療法士 森田敦子さん
フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学んだ、日本での植物療法の第一人者。帰国後は植物療法に基づく商品とサービスを提供する会社を設立。フィトテラピースクールも運営している。植物療法を用いた介護現場でのケアや、デリケートゾーンのケアの大切さを提唱し、商品開発や新たな研究も行っている。
※GLOW2021年5月号より。
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