【伝統芸能】落語家・三遊亭あら馬の「寄席」初心者レッスン! 江戸時代からの庶民のカルチャーをチェック!
執筆者:GLOW編集部
読者チーム・かがやき隊の、専門分野を極めているメンバーを講師に迎え、特別ワークショップを開催。今回は落語家のプロになって7年の三遊亭あら馬さんに「寄席」について教えてもらいます!
☑先生はこの人!
三遊亭あら馬さん
落語家(女性は全国で60人)。プロになって7年、現在は二ツ目。
☑寄席の基本のき
【寄席って何?】
落語だけじゃない
いろんな芸能が大集合!
昼席と夜席の2部構成が一般的だが、寄席によっては入れ替えなしで一日中続けて楽しめるところも。山上兄弟(手品)、ナイツ(漫才)などテレビでおなじみの芸人も出演。入場料は、おおむね3000円前後が相場。
【どこで見られる?】
都内の定席は6つ、
定席以外の興行も多彩
東京は新宿「末廣亭」、池袋「池袋演芸場」、浅草「浅草演芸ホール」、上野「鈴本演芸場」・「広小路亭」、「国立演芸場」の6つ、関西は大阪「天満天神繁昌亭」、神戸新開地「喜楽館」が定席。
☑知っておきたい寄席ワード
寄席に行くと、江戸時代から使われている独特の言い回しが自然と飛び交っている。事前にちょこっと予習すると◎。
☑寄席で会える人気芸人
三遊亭あら馬さんが自信を持って推薦するこちらのお三方をはじめ、寄席には魅力的な芸人さんがたくさんいる。自分だけの“推し”を見つけに足を運ぼう!
全国どこでも満員御礼革命的講談師「神田伯山」
かんだ・はくざん。あらゆるメディアで活躍し、講談界をメジャーにした立役者。入門者が後を絶たない人気講談師。熱のこもった語り口が痛快。
噺に江戸の香りがする古典落語の語り口が人気「柳亭小痴楽」
りゅうてい・こちらく。二ツ目時代にユニット「成金」を組み、爆発的な人気を獲得。真打になった今でも、若い後輩たちを引っ張るリーダー格。
甘いマスクで大人気落語界イチのイケメン「瀧川鯉斗」
たきがわ・こいと。元暴走族の総長という異色の経歴の持ち主。整った容姿からファッションモデルのみならず、テレビでも活躍中!
撮影=葛川栄蔵 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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