【毎日を頑張るアクション】朝のカンタン習慣で毎日の疲れをリセットし、活動する力を整える!
執筆者:土谷沙織
多忙なGLOW世代こそ、自分のための時間を過ごしてこまめにリフレッシュすることが大事。今回は朝のリフレッシュ! すき間時間でも簡単にできるリフレッシュ法とその効果を日本リカバリー協会の片野博士に教わりました。できることから始めてみましょう!
【朝のリフ活】
朝は、副交感神経から交感神経に切り替わるタイミング。リラックスモードから活動モードにしっかりギアチェンジするためにも、心身をきちんと目覚めさせるリフ活を取り入れて。
「身体の中を温める白湯は交感神経に刺激を与え、体内時計を動かして朝の目覚めをサポート。ふつうのやかんでもいいですが、鉄瓶で沸かしたお湯は鉄分が含まれるので、鉄不足を補い、消化器を活性化させる効果も期待できます」(片野さん)
「身体を内側から目覚めさせるには、ほどよくアクティブな運動がおすすめ。ヨガならリラックス系よりも柔軟体操+少し激しい動きのあるものを選択。さらには自然光の入る窓辺などで日光を浴びることで体内時計が整い、メラトニンが生成され、夜眠りやすくなるともいわれています」(片野さん)
「慌ただしい朝時間、シャワーを浴びてパッと覚醒を。交感神経を刺激するための朝のシャワーは、少し熱めのお湯(41~42℃)がおすすめです。湯船につかりたい場合は、同じく熱めのお湯をはり、水圧の中で脚や腕などをマッサージすると代謝がアップ」(片野さん)
「毎朝なのか、3日に1回なのか、植物の水やりを生活習慣にすることで朝のリズムを作り、目覚めのトリガーとして役立てます。また植物を観察したり、生態を調べたりすることで、娯楽や造形・想像など、休養タイプの広がりも期待できます」(片野さん)
「『映える朝食を作ってみよう』など、朝ごはん(作る&食べる)を自主的に楽しむことができれば、それは栄養以外にも造形・想像タイプの休養に。ただし、朝食メニューを考えることがストレスになる人は、毎日決まったものを食べるルーティン化もOK」(片野さん)
【教えてくれたのは】
片野秀樹さん
日本リカバリー協会 代表理事。医学博士。東海大学医学部、日本体育大学、理化学研究所などで研究活動に取り組む。「休養」を学問として体系立てた著書『休養学基礎』(メディカ出版)がある。
イラスト=green K 取材・文=土谷沙織 ※2023年8月号より
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