【MILK大川ひとみとトーク】ヒカル、滝沢伸介、滝沢眞規子と原宿の魅力を改めて感じる【原宿KURU?】
執筆者:GLOW編集部
原宿でMILKとMILK BOYのディレクターをしている大川ひとみさんの連載『原宿KURU?』がスタート! この連載では、大川さんの昔からの仲間とともに、原宿の情報を発信していきます。今回のゲストネイバーフッドのは滝沢伸介さん、バウンティハンターのヒカルさん、滝沢さんの奥様・滝沢眞規子さん。原宿の魅力について教えてもらいました!
【今回のメンバーはこの方々!】
☑今も昔もご近所感覚でみんなが
集まれる寛容さが原宿の魅力!
伸介 みんなもそうだと思うけれど、その頃、ひとみさんにいろいろ教えてもらったことで今の自分につながっていると思ってる。若いとできない経験もたくさんさせてもらったし。そういえば、ある日、僕が着ていたGジャンをひとみさんが貸してって言うから貸したら、その後、チェッカーズの写真集のスタイリングで使ってもらったこともあったり。
眞規子 その頃から、Gジャンを着続けているのね(笑)。
ひとみ わたしひとり大人だったからさ、みんなの面倒を見たけど、わたしもすごく助けてもらってる。ヒカルくんはガラケー同士で茶飲み友だち。
ヒカル 電話して待ち合わせするっていうより、原宿界隈でばったり会って、ってことが多いよね。今回も、久々に会ったら「伸ちゃんの奥さんに会いたい」って言うから伸ちゃんに電話して……とかしてたら、いつのまにかGLOWの連載になってた(笑)。
伸介 久しぶりに原宿を歩くと、知り合いに何人も会うよね。
ヒカル 昔はみんなの事務所を回ったりしてたしね。そういう行き来から生まれた結束力があの頃の原宿のパワーになっていったんじゃないかなって思う。それに昨日、久々に原宿に来たら、外国の人ばかりで驚いた。
眞規子 海外の人が日本に興味を持ってくれるのはありがたいよね。
伸介 街並みは変わっているけれど、表参道からのよい気が流れている原宿という場所の持つパワーとかは変わっていないよね。
ヒカル 明治神宮に守られている街だからね。みんなに優しい街でもある。よそ者は受け付けないとか、そういうバイブスは一切ないしね。
【BOUNTY HUNTERのデザイナー、ヒカルさんの原宿ライフスタイル】
☑ブルックリンマシンワークスの
愛車で原宿散策
「愛車はブルックリンマシンワークス。90年代にNYで注目を集めたパークバイクで公園を走る用のバイクなんだよね。当時、シュプリームとコラボをした時に、ショーウインドウに飾られていたバイクがガラスを割られて盗難にあったことがニュースになったことで、このバイクを知って。メイドインUSAならではの無骨な雰囲気もすごくいい。当時は高嶺の花だったけれど、今なら24インチというサイズも結構レア。今は生産終了しているのでパーツを探すのも大変だったけど、それさえも楽しくて。かれこれ10年くらい、乗っている相棒」(ヒカルさん)
☑行く場所と気分で選ぶ
毎日のファッション
「原宿撮影の日はディズニーキャラクターのフィガロとコラボしたTシャツにショートパンツ。自転車移動がメインになってからは、動きやすいショートパンツが定番になってる。ブランド立ち上げ当初はよくはいていたんだけどね。BOUNTY HUNTERのTシャツには背中の下の部分にブランドのバーロゴが入っているんだけれど、コラボアイテムにもこのロゴは必ず入っていて。後ろ姿のちょっとしたアクセントになっている」(ヒカルさん)
☑思い出深いエピソードと
ともに増えていくリング
「気がついたら毎日つけるようになっていたリングたち。最初に買ったのはグレートフロッグのイーヴルスカルリング。どんどん増えていって、今つけているもの以外にもいっぱいあるんだけど今の一軍がこのラインナップ。気分によってその日の一軍が入れ替わったりすることもあって。ちなみに今日は撮影で伸ちゃん(滝沢伸介さん)に会うので25年くらい前にもらったやつをつけてきた。当時、イギリスのコミックの『マーベルレジェンダリーコミックブックヒーローズ』のダーク・ジャッジが好きだったんだよね。伸ちゃんはNYで買ったって言ってたかな」(ヒカルさん)
【滝沢さんセレクト! 原宿パワー
感じるNEIGHBORHOODアイテム】
☑滝沢さんがひとみさんに選んだグラフィックシャツ
「ひとみさんが着ているのは、今季の新作でイギリス ウェールズ出身のペインターDavid GwytherによるアートプロジェクトDSC〈Death Spray Custom〉とのコラボシャツ。DSCは自転車や車、インテリアなどにペイントをするアーティスト。彼ならではのインパクトのあるペイントをファブリックに落とし込んだ主役級のアイテム」(滝沢さん)コラボシャツ3万8500円(NEIGHBORHOOD)
☑インセンスホルダーで香りを楽しむ
「ひとみさんにプレゼントしたNEIGHBORHOODのインセンスホルダー。ふたつのコフィンスカルの口から煙が吐き出されるギミック。インセンスホルダーは、定期的に発売していて、これは今年の春のアイテム(現在は販売終了)。20年以上NEIGHBORHOODで作り続けているオリジナルの香りがお気に入り。ショップでも常に焚いているんですが、NEIGHBORHOOD×KUUMBAのコラボで、グレープフルーツの甘味のあるさわやかな香りをベースに、グリーン系のフレッシュな香りをミックスした香りです」(滝沢さん)
【PROFILE】
[大川ひとみさん]1970年、ブランドMILKを立ち上げ、1974年にはメンズ向けのMILK BOYをスタート。
大川ひとみがGLOW読者と同世代だった頃。「45才は青春真っ只中よ(笑)!」
【今回のゲスト】
[滝沢伸介さん]1967年生まれ。NEIGHBORHOODクリエイティブディレクター。今年の春、台湾に親店舗をオープンさせた。
NEIGHBORHOODのオンラインストア
[ヒカルさん]BOUNTY HUNTERデザイナー。パンクをルーツとするオリジナルウエアをはじめUSトイも人気。
BOUNTY HUNTERのオンラインストア
[滝沢眞規子さん]雑誌『VERY NAVY』のカバーモデル。SNSやYouTubeより発信されるファッションや丁寧な暮らしぶりが幅広い世代から支持を受けている。
ディレクション=大川ひとみ 撮影=村松巨規 取材・文=佐藤玲美 ※雑誌GLOW2023年8月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
この記事を書いた人